クリスマスのアート展

オペラハウス裏にあるクンストフェライン（Kunstverein Hannover）で1月1日まで、クリスマスをテーマにした展示が開かれています。通常、アートではクリスマスのようなミーハーな催しは無視する傾向があるようなのですが、今回はさまざまな形でみっちりクリスマスを取り上げました。

通常クリスマスツリーは天にそびえるように立っていますが、ここでは平行につるされています。飾りの球が反射し、ツリーの大きさと迫力にびっくりします。その後ろには緑のペットボトルを集めたツリーがあります。こちらはクンストフェラインによる作品で、お客さんに緑色のペットボトルを持ってきてくれるよう呼びかけています。ペットボトルをツリーの形につるしていあるだけですが、とてもロマンチックに、真ん中部分に灯りがともり、本物のツリーらしく見えます。

他にもチョコレートのパッケージのサンタクロースの顔の写真や、ツリーを捨てるときしばったり包んだりして路上のゴミ捨て場にもっていくときの写真、橋の上からツリーを投げるビデオなど多岐にわたります。

クリスマスといえばプレゼント。新たに設置されたミュージアムショップでは、かばんやろうそく、はがき、チョコレート、雑貨などアーチストの作品がいっぱい。おしゃれなクリスマスプレゼントとして最適です。また広島出身でハノーファー在住のアーチスト・シゲフジシロさんの「ショッピングバッグプロジェクト」のビーズによる作品も買い求めることができます。安全ピンと広島のビーズで丁寧につくられたもので、マクドナルドやエルメスなどのカバンを通してブランドやロゴについて問いかけています。

会期は1月1日まで。公式サイト（ドイツ語）http://www.kunstverein-hannover.de/ausstellungen/2013/haengt-hoch-den-baum-die-weihnachtsshow.html

住所：Sophienstraße 2　D-30159 Hannover、電話：0511－1699278-0　

火曜日から土曜日は12時から19時まで、日曜日と祝日は11時から19時まで。

入場料6ユーロ、割引4ユーロ。金曜日無料。