ハノイのタクシーどう乗るの?タクシー利用で快適観光を

公開日 : 2017年07月24日
最終更新 :
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ハノイは首都ながら、市内各所をつなぐ電車や地下鉄など交通網が発展途上中。そのため地元の住人であれば、バス、マイバイク、マイカーで移動が一般的です。しかしバスは路線が限られ、観光スポットや行きたい場所をピンポイント、かつ時間のロスなく移動するには有効ではありません。すると便利なのは圧倒的にタクシーです。ハノイのタクシーは安価で比較的安全。ただし、乗るにはちょっとしたコツがあります。今日はそんな、ハノイで乗るタクシー利用アドバイスをいたします。

タクシーの捕まえ方

宿泊先からのタクシーはホテルに待機しているタクシーも多く、フロントでも呼んでもらえるので安全かつ迅速に乗れます。しかし街の中では流しを拾うことになります。ハノイは町中にタクシーが溢れ常に流れているのですぐに拾うことができます。通りでタクシーを"選び"手を上げれば空車であればすぐに停まってくれます。すこし重要なのは、"選ぶ"ポイントです。

タクシー選びのコツをしっかり!

ハノイで安心して乗れるタクシーを選ぶにはどうすればよいでしょう。ハノイでは命にかかわるほどの大きなトラブルをめったに聞きません。それでも、極力トラブルをさけるには車体に会社の電話番号が明記された、大手のタクシー会社を選ぶことをお勧めします。

ハノイでおすすめのタクシーブランド

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Taxi Group 

白い車体に赤いラインと青の文字が特徴的。Taxi Groupと書かれた車を探してください。車種もセダンや大人数で乗れる大型車もあります。料金設定が高めという印象ですが、ハノイでは大変有名なタクシーです。

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MAiLINH group(マイリングループ)

鮮やかなグリーンのボディでよく目立ちます。白地にグリーンもあります。小型車も多く初乗り料金も比較的リーズナブルです。

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ABCタクシー

白地やシルバーのボディにピンクの文字でABC TAXIと書かれています。新しくできれいな車が多く快適。精算時にレシートがつくこともあり、明瞭会計で驚きました。料金もリーズナブルです。

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Vicタクシー 

(※胸を張ってのおススメはできません)

シルバーのボディに紫のロゴステッカー、小型車が多く料金設定も安いです。しかし、新しくよく手入れされた車もあれば、シートベルトが壊れているようなボロボロの車もあり、乗り心地やサービスの差がドライバーで大きいのが気になります。IDカードを明示していないドライバーが時々おり、その場合は乗らない方が賢明です。

後日談:

最近の私のお気に入りのタクシー会社はOpenとABCタクシーです。Openは黄緑色のボディにOpenと書かれています。初乗りが大変安く1000ドン(約50円)スタート。今のところドライバーもみないい人に当たっています。新しい車も多く快適なので、積極的にOpenを探して乗っています。

深刻に気を付けたいこと

①大手タクシー会社に似せたタクシー

シルバーやグリーンに車体をペイントし、実はどこのタクシーかわからない"偽"大手タクシーがあります。タクシー選びを焦らず、よく会社名をチェック!

②歴史ある大手タクシー会社もドライバーの質に不安

近年U-berが席巻し、売り上げが落ち込んだ大手タクシー会社の運転手の質が悪くなってきていると感じます。安全だと思っていた会社のタクシーでも値段のごまかし、ノラリクラリ運転など、最近2度ほど不愉快な経験をしました。少々のことは仕方がないと諦めますが、極端に質の悪いドライバーは、トラブルを避けるために遭遇時はその場で争わず、ドライバーIDを記録、車両ナンバーを写メなどで控え、タクシー会社に通報するようローカル知人から薦められました。

大手タクシーでも乗車前に以下の点をチェック!

①車体に会社名と電話番号が明記されている

②車体に料金表のステッカーがしっかり貼られている

③車が新しめでキレイ

④車内にドライバーのIDカードが明示されている

⑤メーターを隠さず見せている

⑥乗車時、メーターに初乗り料金が表示される

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タクシー乗車時のお金のお話

料金について

会社によって初乗り料金は様々。小型車なら5.0=5000VND(25円) や 6.0=6000VND(30円)スタートが一般的。Taxi Groupはやや高めで10.0=10000VND(50円)スタートですが車体がセダン、大型など理由があります。市内の名所から名所程度の近距離移動であれば、小型車を選ぶとお得感があります。チップは基本不要です。

車体のステッカーが料金表

大手会社のタクシーのドア付近には料金を表示したステッカーが貼ってあります。上の写真は、初乗りから450mまでは5000VND(約25円)20㎞までは11000VND/km(約55円)21km以上は9000VND/km(約45円)という意味です。

メーターの金額の読み方

メーターの数字は見慣れないと一瞬混乱します。千の単位で . が打たれ、0の桁が省略されているので16.0 と書かれていて16万VND支払わないように。これは16,000VNDという意味です。

ハノイ中心部の観光地移動であれば5万VND~7万VNDほど。10万VNDを(約500円)を超えることはあまりありません。ザックリとこの金額を相場として覚えていてください。(2017年現在 距離、渋滞の時間により金額は変わります)

ハノイの道事情

ハノイは町の構造から一方通行が多い上に、時間帯により通行禁止となる道が多くあり、遠回りになることは日常です。その様な理由で、同じ場所へ出かけても行きと帰りの料金が違うことは珍しくありません。

また、ハノイのタクシードライバーには、だますつもりはなく、本当に道に迷ってしまう人もいます。また、運転のクセで自分の行きやすい道ばかり使う人もいます。残念ながら、この場合は遠回りになっても料金の減額はありません。明らかに桁が違う金額を請求する違法性のあるドライバーでない限り、執拗な値引きを要求すればドライバーとのトラブルもあり得ります。少々であればおおらかに構えて乗ってみてください。

行先の伝え方が重要です

行先は必ず文字で見せて伝えましょう。その際、行先名だけではなく住所を必ず見せること。理由はベトナム語の発音の難しさにあります。ベトナム語は勉強しても想像以上に通じません。ガイドブックや旅の会話帳などにあるカタカナを丸読みしては尚更通じません。文字で伝えるのが確実です。特に大事なのはストリート名と番地です。

私が出会ったタクシートラブルエピソード

ハノイ滞在時は毎日のように一人乗車をしており、それなりにトラブルもありましたのでご参考に!

①大きい金額を出すとおつりがない

50万ドンを出すと「お釣りがない」と拒否されることも。市内移動なら10万VNDでおつりが来る距離が多いので、10万VNDを多く用意すると便利です。

②「20ドルでどう?」とドルで売り込み

この金額は法外に高いです。ドルで金額交渉を持ちかける、自分から声をかけて来るドライバーは無視します。大手会社のタクシーは、わざわざ止まって声はかけて来ません。定額メーター制なのでお金の交渉もありません。人気観光地に出没します。

③バイクが追突。喧嘩を始めるドライバー

ハノイ人はバイクに乗り慣れているからといって運転が上手いというわけではありません。しかもマナーが悪いライダーが多いのでかなりの頻度で転倒、衝突、事故を目撃しています。私も、タクシー乗車中に体当たりされ軽い接触事故を2度経験しています。大事故ではないのが幸運ですがドライバーが車を止め延々言い合いを始めるので困ります。すこしは様子を見て待ち、あまり長いと、不機嫌な顔をあらわにして、お金を払わず降りるそぶりを見せると、深刻な事故でない限り車に戻ってくれます。

④夕方のタクシーは空車がない

学校が終わり親の送り迎えが多くなる時刻は大渋滞です。タクシーを利用するローカル市民も多いので空車がなく、タクシーがまったくつかまらなくなる時刻があるので要注意。するとよからぬドライバーが寄って来ますので、無理に乗らない方が賢明です。カフェでゆっくり過ごすなど、時間をずらして行動を。

トラブル時・納得が行かなければ早めに降車を

どうにも納得いかないドライバーに出会ってしまった場合は、早めに決断し躊躇せず降りてください。車を止めたい時、ベトナム語で話しかけるよりSTOP、STOPと言ったほうが通じることも。

ベトナム語では

Dừng lại

ズンラ(イ) と発音します。

ズンラ、に近い発音で、小さくイを入れる感じです。

噂のアプリで予約配車Uberが使えます

ハノイでモバイルが使える方、Uberも便利です。出かける10分ほど前にアクセスし予約をすると車両ナンバーや車種情報が送られ、GPSでどこまで迎えに来ているかが一目でわかります。また、乗車中もどこを走っているかチェックできるので安心です。料金は、Uberが事前に算出した料金を払えばよく(大変適正価格です)、渋滞や道に迷っても金額が変わらないので安心。タクシー乗車時に抱える不安や心配事がすべて解消できる優れものです。ハノイではVND(現金)で支払うことができます。

後日談:

偽Grabに用心!Grabのグリーンの制服を着ていても実は関係ないバイクタクシーということがあるようです。先日、Grabの制服を着たバイクタクシーの声をかけられました。はて?Grabはネット予約制では?客引きはしないはず。偽Grabドライバーにもお気を付けください。

とはいえ、あまり神経質になってもせっかくの旅が疲れてしまいます。情報は大事ですが、基本を押さえておおらかにどうぞ。ハノイですてきな時間をお過ごしください。

それではまた来週!

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本記事は私個人の体験を書いた物です。

万全ではありませんので、旅先では安全管理を大切にお過ごしくださいませ。

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