「ロンドンのフリート・ストリート『旧イングランド銀行』でパブ・ランチを」

公開日 : 2014年10月31日
最終更新 :
筆者 : 小野雅子

もしロンドンでお食事処に迷ったら、街角あちこちにあるパブはお手軽です。「パブ」っていうとお酒を飲む所?!という気がしますが、こちらではお酒ももちろん飲めるけどファミレス的な場所でもあるんですよ。

今回ご紹介するのは、高等裁判所も近いフリート・ストリートにあるユニークなパブ。

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どこがユニークかと言えば・・・ここ、元はイングランド銀行の高等裁判所支店だったんです。やたら荘厳な雰囲気の入り口は、その名残りなんですね。

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パブの名前も、そのまんま「The Old Bank of England」!ちょっとヒネリが足りないような気もするけれど(笑)、間違えようのない実直な命名です。

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中の様子も、イングランド銀行として操業していた頃を彷彿とさせます。かつて栄華を誇った大英帝国の一部を垣間見るような気がしますよね。

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ところで、フリート・ストリートって道の名前に聞き覚えがありませんか・・・?「あ、そういえば!」と膝を打った方、ジョニー・デップのファンかもしれませんね!

そう、このパブは「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」でデップが演じた、

伝説上の猟奇殺人鬼が暗躍していたとされる場所なんです。

お店でもらったパンフレットによると、、、スウィーニーの理髪店と愛人ミセス・ラヴェットのパイ屋さんはこのパブの両隣りにあった事になってて、このパブ地下の下水管に殺害した死体を保管!その人肉をパイの具にしてラヴェット夫人が売ってた!!って事になってるんですよ~。

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まあ実在の人物じゃなかった可能性も高いのですが・・・でもきっと19世紀には似たような事件が実際あったから、怪奇小説のネタになったんじゃないか?という気がします。

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そんなダークな語り伝えもあるパブですから、ご自慢料理もお肉のパイ。でも中のお肉は・・・普通のビーフやチキンなどですから、安心してお召し上がれ~♪

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旧イングランド銀行の支店だった内装も見ものだし、切り裂きジャックみたいに怖―いお話が好きな方にもお勧めのパブ。土日はお休みなので、平日に是非どうぞ!

The Old Bank of England

194 Fleet Street

London EC4A 2LT

Tel 020 7430 2255

ウエブサイト http://www.oldbankofengland.co.uk/

営業 月~金11:00-23:00(土日・休業)

メニュー例:ステーキ&エール・パイ£12.75 フィッシュ&チップス£11.50

筆者

イギリス特派員

小野雅子

在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!

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