直営パブの生エールで乾杯!フラーズ・ビール工場(2)
今年のロンドン・マラソンでも協賛企業の一つになっていた、ロンドンを代表するビール会社「フラーズ」。西ロンドンにある工場は、同社のトレードマークに使われている伝説上の動物にちなんでグリフィン醸造所と呼ばれています。
前回はイギリス最古の藤がご自慢の社屋や、工場見学ツアーについて触れましたが・・・その隣に併設されている直営バプ「ザ・モーソン・アームズ」にも、ついでに寄ってみましょうか?!
私たちが行ったのは午後4時半ごろだったせいか、お客さんも少なく静かで落ち着いた感じでしたよ。
創業者らの肖像画や昔の工場風景などが壁に飾られています。現在のフラーズ(正式にはフラー、スミス&ターナー社)となったのは1845年ですが、同地では350年も前からビール醸造をしていたという歴史の片鱗が見られます。
やがて5時を過ぎた頃から、同工場の社員さんと思われる方々が次々とやって来て、賑やかになってきました!工場の稼動日(月~金)だけ営業しているパブだし、ほぼ社内のカフェか食堂状態?笑 とにかく自社製品をこよなく愛しているのは間違いなく、食事はさておき退社後の一杯を飲みながら歓談している様子が和やか~。
ランチタイムとディナータイムはお食事もやってて、ディナーは午後5時からオーダー可。そこで私たちも、早めの夕飯を食べてみましたよ。
意外とメニュー豊富で目移りしたのですが、私は正統派がっつりパブ飯?!久しぶりにフィッシュ&チップスをば♪ お皿にはタルタルソースも添えられていますが、更にモルト酢と塩コショウもかけて・・・いっただっきまーす!
カラリと揚がった衣が厚めだから巨大に見えるものの、中身のタラは普通サイズの切り身。新鮮でジューシーなお魚ですが、チップスも山盛りだし一人で食べきるのは無理かもしれませんね。少食の人なら二人一皿で充分かも?
ここのように普通のパブでは、一人一皿注文しないとダメなんて事は言われないので、ご安心を。でもガストロ・パブと呼ばれる料理主体のパブの場合は、テーブル席に着いたらお食事するのが前提となります(←そういう店でもバー・カウンターならば飲み物だけで大丈夫)。
飲み物はワインやソフトドリンクもあるけれど、出来立てフレッシュの生ビールが気分ですよね。フラーズではエールと呼ばれるタイプのビールが中心。喉ごしスッキリのラガーと違い、まったり&まろやかで深い味わいが特徴です。最も親しまれているのは、「ロンドン・プライド」という銘柄。
お隣にある工場からの出来立てフレッシュ生エールを、じっくり心ゆくまで味わって。厚紙製のコースターは持ち帰ってOKなので、もし気に入ったらもらっちゃいましょう♪
The Mawson Arms
(Fuller's Griffin Brewery)
Mawson Lane
Chiswick
London W4 2QD
Tel: 020 8994 2936
http://mawsonarmschiswick.co.uk/
営業時間
月~金 10:30-20:00 (夜8時に終業するので、ご注意!)
土・日・祝日は休業
メイン・ディッシュは£10前後 (2015年5月現在)
最寄り駅ターナム・グリーン(地下鉄ディストリクト線)から徒歩10分
(5月のお題・ご当地ビール)
筆者
イギリス特派員
小野雅子
在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!
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