ラストエンペラー、溥儀の生誕110周年及び辛亥革命105周年記念展示会

公開日 : 2016年11月28日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

映画『ラストエンペラー』を観た人も少なくないと思いますが中国最後の皇帝、清朝の愛新覚羅溥儀が日常生活で使用していたものなどを展示する「天子・公民─末代皇帝溥儀(From Son of Heaven to Commoner: Puyi, the Last Emperor of China)」が香港海防博物館(Hong Kong Museum of Coastal Defence)で2017年2月13日まで開催されています。

これは溥儀が生誕110周年であることと、孫文が中国の帝政に終止符を打った辛亥革命が起こって105周年という節目ということで企画されたものです。展示されるのは、2歳10カ月で即位した時に着用した黄色のドレス。これはラストエンペラーのシーンでも登場したので覚えている読者の方も多いと思いますが、その実物を見る事が出来ます。

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映画でも家庭教師だったアイルランド人のレジナルド・ジョンストンというのが登場しますが、彼の影響で溥儀は西洋文化に興味を持ち、カメラなども展示されます。ほかにも生活用品や日記などもあるので、見どころ満載のイベントとなっています。

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日本軍の傀儡として満州国の皇帝にもなった溥儀。戦後は庭師として生活してますが、この展示会を通じて、近代史、当時の帝国主義などなども理解する事が可能な貴重な機会かと思います。

★香港海防博物館(Hong Kong Museum of Coastal Defence)

住所:175 Tung Hei Road, Shau Kei Wan, Hong Kong

アクセス:地下鉄筲箕湾(Shau Kei Wan)駅B2出口から徒歩15 分

電話:+852 2569 1500

営業時間:10:00~17:00。木曜休館

入場無料

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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