I am a SPARTAN!アメリカ発スパルタンスプリント@香港
「スパルタン」と聞くと何をイメージしますか?
なんだか怖そう・・・
スパルタンレースとは肉体と精神の限界に挑戦するレース。
世界各地で年間130カ所以上で開催されています。
レースには3種類あり、コースの長さや障害物の数が様々。
香港は今年で2回目の開催、
一番短いスプリントのコースなので
距離は5キロ、障害物は20種類。
ゼッケンではなく、ヘッドバンドに番号をつけ、
タイムチップはリストバンド。
場所は新界のカムティンカントリークラブ。
のどかな風景の中で、すごくタフなレースが開催されました。
カテゴリーはタイムを競うエリートと
完走を目指すオープンがあります。
エリートの人たち、
上半身裸で挑んでいる人も多く
ギリシャ神話の彫刻のような美しい肉体でお腹が割れていました。
15分おきにスタート。
司会はロングヘアのノリのいいお兄ちゃん。
Q:what is your profession?
A:I am a SPARTAN
と答えなさいとの指示で、スタートにいるみなさん大声で叫んでいました。
「レースが終わった時の自分は、今の自分とは全く別の人間になっている。
この日のためにみんな鍛えてきた。
みんな覚悟はいいか!」
と場を盛り上げます。
ウォー!と叫びながらのスタートで究極のハイ。
壁を飛び超えたり、
鉄の塊を運んだり、
槍を投げたり、
泥の中に飛び込んだり・・・
有刺鉄線に体がつかないように泥の中をはいつくばっている姿は
まるで刑務所から脱走している囚人の気持ちになりました。
クリアできないものがあったら、30回その場でバーピーをして
次へと進みます。
これを乗り越えたらゴール!
フィニッシュした人はみんな泥だらけ。
清々しい顔をしています。
完走したらもらえるメダルはずっしりと重い。
ジュニアスパルタンは13歳以下の子どもたちが参加するレース。
走ったり、壁を走って超えたり、ロープを登ったりと
大人のミニ版。
ゴールをくぐってフィニッシャーメダルをもらった子どもたちは
みんな誇らしげでした。
レースの後3日間は体中が痛かったスパルタンレース、
恐ろしや。
チャレンジャーの方はぜひ参加してみてくださいね。
参加者同士が助け合って励ます、タフだけどココロはほっこりするレースです。
ウェブサイト:www.spartanrace.hk
筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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