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ハワイ/ホノルル特派員ブログ 旧特派員 チャーマ 佳子

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1998年8月30日

ホノルルの交通混雑解消の助っ人、ジッパーレーン登場!


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ホノルルの交通混雑解消の助っ人、ジッパーレーン登場!

フリーウエイがファスナーに変身???そうなんです。時間帯によって、道路を開閉出来る画期的なシステムが最近オープンしました。

オアフ島東部から西部にかけて走るH1フリーウエイの交通混雑解消に役立てばと導入されたもので、「ジッパーレーン」(ZIPPER LANE)と呼ばれているのです。縮めて「ジップレーン」とも呼ばれています。ジッパーなので、さしずめ日本語ではファスナーレーン???

工事が開始された時は、はてさて何が出来るのやらと思い、今年の春以降、工事が急ピッチで進み、一定期間のレーン変更のために、とにかく時間を問わず混雑をしていたのですが、オープンしたと当時にそれも解消され、以降の評判は上々というわけです。

さて、ジッパーレーンとは一体どんなしろものなのか???まず、洋服のファスナーを頭に描いて下さい。あのギザギザの歯を既存の車線横に敷設します。つまりもう1車線を余分に作り、ファスナーの の の部分となる黄色の「ジップモービル」が、車体と車輪の間に歯型を挟み、次々と出し入れしながら、開閉をしていきます。洋服のファスナーの歯は2つありますが、こちらは1つだけ。洋服の場合は中央のファスナーで開閉しますが、フリーウエイでは1車線分だけで、横側片面運行というわけです。

これはH1全体ではなく、ホノルル空港からワイケレの先のワイパフまでの10マイル区間に限られています。それも利用出来るのは朝のラッシュのみ。午前5時30分になると、ジッパーレーンのオープンが開始され、オープンのサインが赤いランプの点滅で始まります。ジッパーレーンを利用出来るのは、3人以上を乗せたあらゆる種類の車。3人以上と道路脇のサインにも書かれているにも関わらず、オープン初日には、人数制限を無視した違反車が8件もあったとか。開始から2週間目には、1車線22フィートの幅にも関わらず、追い越しをする車両も出現し、違反車は多少続出しているようです。アセルナ、アセルナ。

オアフ島の中央(ミリラニ、ワヒアワなど)と西部(アイエア、パールシティ、ワイパフ、エなど)は、振興住宅地が建ち並ぶ地域であり、民間人はもとより、軍人や軍属として働く人も多く、人口過密な地域でもあります。郊外から都心への交通混雑は都市であるからこその悩みであり、ホノルルも例外ではありません。

朝は午前5時頃からラッシュが始まりピークは6時から7時、夕方は午後4時から始まり(官庁は午後4時で終了のため)、ピークは午後5時から6時ぐらいまでです。特に、週末が始まる金曜日は午後3時から既にラッシュが始まっているのです。私はなるべく金曜日の午後には、取材などの仕事は入れないようにしているぐらいです。

このシステムは、既にダラス、ボストン、サンディエゴ、ニューヨークなどの各都市で導入されています。ダラスでは、1991年から開始され、朝と夕方のラッシュ時に利用されている。初期の利用台数は1万、後16000台に増え、10分以上の通勤時間の削減が可能になったということです。

東京やニューヨークなどの大都市に比べれば規模は小さいものの、小さな島オアフでの通勤地獄は、のんきなアロハピープルもイライラするほど。毎日事故が起きているのはその証拠でもありますが。1600万ドルをかけて作られたジッパーレーンに拍手喝采をおくる人もいれば、「税金の無駄使い!」と怒る人まで様々ですが、これから、その成果が徐々に現われてくるのだと思います。

道路は州と連邦の連携的な管轄なので、税金で賄われているとはいえ、日本と違い絶対に市民に(直接)負担をさせないことはいいことです。交通料金などというもは、一切徴収されないのですから。

Zippee(ジッピー)という、見慣れない言葉が最近目につきます。ジッパーレーン上を走るドライバーのことを指していうのですが、新システムは言葉まで生んでしまうのですね。

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写真説明
左右の対抗車線に挟まれているのがジッパーレーン。朝の通勤シャトルバス、バンプール(乗り合いミニバス)、3人以上のマイカーなどが利用出来ます。

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カテゴリー 交通・鉄道・航空
1998年8月30日
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      ホノルル特派員
      チャーマ 佳子
      フリーライター。東京都出身。1986年に旅行先のハワイで夫と出会い、以来オアフ島ホノルル在住。フリーペーパー編集、ラジオのアナウンサーなどを経て、現在に至る。趣味はハワイアン・キルト、料理、雑貨探し。ハワイ暮らしは長いが英語は未だ学習中で、最近は現地のプリスクールに通う娘に発音を直されることもしばしば。娘との楽しい日々をいつか絵本にできたらと思う今日このごろ。

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