アメリカの一般的なホリデーシーズンはクリスマスで燃焼し、大晦日はカウントダウンをして年が明けてしまえば終わり、という感覚。
ところがここハワイは日系人が多いことから、新年を迎える準備も日本に負けないぐらい気合いが入っています。
たとえば、玄関先に門松を飾ったり、お餅つきをしたり……。日系スーパーではここ数日、おせちの材料が飛ぶように売れ、レジには長〜い行列が。年が明ければ、ハワイの太宰府天満宮や出雲大社に初詣にでかけたりもします。“おみくじ”だって、枝にいっぱい結んであります。一部、日本より日本らしいお正月風景かもしれません。
そんなハワイで年末といえば、欠かせないのがマグロのお刺身と花火&爆竹。お刺身は大晦日のパーティー用、花火&爆竹は中国系移民の習慣から受け継がれたもので、新年のカウントダウンが近づくとハワイの住宅地は爆音と煙に包まれます。そんな、大晦日のお刺身と花火&爆竹の今年の様子はというと……。
◎今年は近海マグロが大漁!
毎年、大晦日にはハワイのお刺身用マグロを求める地元客でスーパーや魚屋は大盛況。普段の倍以上の値段でも「マグロの刺身なくして大晦日パーティーは始まらない」とばかりに、売れまくります。
今年はハワイの近海でマグロが大量に捕れ、12月27日、28日には日に10万ポンドのマグロがせりにかけられたと報じられました。通常6〜8万ポンドですから、需要の多い年末に10万ポンドというのは消費者にとって嬉しいニュース。値段も例年よりやや安めで、1ポンド$10〜$20あたりと言われています。これは一般的に赤身の部分で、もちろん、トロはハワイでも値段はそれなりに高く、卸業者の中には「トウキョウ刺身」と称する人もいるなど、別格扱いです。
◎花火&爆竹、今年は凄そう。
大晦日のカウントダウンとともに、住宅地でバンバンシューシューと花火&爆竹の音がし始めます。これが午前零時とともにピークを迎え、その音と言ったら、テレビがまったく聞こえない状態。同時に大量の煙に包まれて、隣のコンドミニアムも見えないほどです。お年寄りやペットは事前に病院や施設で待機というか避難というか……。
この爆竹&花火は、中国系移民のお正月の習慣を受け継いだもので、魔除けやお払いの意味をもつと言われています。そこに陽気なアメリカ人気質が加わって、毎年大騒ぎになるわけです。
大量に花火&爆竹を買うには1件25ドルの許可書が必要で、今年は、12月27日の時点で8632部の許可書が発行されています。去年は同時点で4487部でしたから、今年はかなりスゴイことになりそう。花火&爆竹はスーパーや臨時の専門店で買えますが、既に品切れの店も多いようです。
年を越したら、ワイキキのホテルの窓から山側を見てみると、煙に包まれたホノルルが見えるはずですよ。
それでは、Have a happy & safe new year !