ハワイ住民のバケーション

　アロ〜ハ！ハワイには今、熱帯低気圧が近づいているため、今夜から明日にかけて雨が激しく降るとの天気予報が出ています。が、現在はブルースカイの晴天。果たして天気予報は当たるのか……。

　ところで、日本はお盆休みですね。ハワイでは公立学校は既に７月末から新学年がスタートしていますが、私立校はまだ夏休みというところも。今度小学３年生になる我が家の娘も23日までまだまだ夏休みです。

　さてそこで、今日はハワイ住民のバケーションについてご紹介しましょう。人気のバケーションスポット「ハワイ」。年間を通して世界各地からビジターが訪れます。それでは、ハワイに暮らすローカルはどこでバケーションを楽しむのでしょうか？　答えはラスベガス。ハワイではギャンブルは禁止されているため、宝くじ的なものも一切ありません。でも一攫千金はハワイのローカルだって憧れるもの……。そこで、ローカルの人々はハワイから比較的近くてカジノもショッピングも楽しめるラスベガスへ出かけるのです。地元の旅行会社では５日間前後のラスベガスツアーをいくつも用意していて、ハワイアンエアーのチャーター便も運航しているほどの人気です。そして、時々ですが、スロットマシーンでミリオンダラーを見事に当てるローカルもいて、だからこそ皆ラスベガスが止められないんですね〜。年間４〜５回行くという人もけっこういます。ま、そういうケースは定年後の第２の人生を楽しんでいるシニアが多いのですけれど。

　面白いのは、ハワイから多くのローカルがラスベガスを訪れるため、サイミン（ハワイ風ラーメン）やプレートランチがメニューにあるホテルもあること。また、往復のチャーター便の中では、カキモチ（せんべい類のこと）、スパムむすび、イカ（さきいか）などが座席の間を行ったり来たりして、ちょっとした遠足気分なのだとか。足元はもちろん、スリッパ（ゴム草履のこと）です。そして、ラスベガス土産もどっさり買い込んで、親戚縁者、同僚などに配ります。たとえカジノで負けてもお土産は忘れない辺りは、今の日本人より日本的かもしれません。