No.46〉番外編『アラスカ・ゴールドラッシュ紀行』砂金採りキャンプツアー編

公開日 : 2014年09月18日
最終更新 :

〈アラスカ・ゴールドラッシュ紀行〉第2回目は、『砂金採りキャンプツアー』体験記をご紹介します。

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朝9時、フェアバンクスからカナダとの国境に近い街・チキン(Chicken)へ向けて出発しました。参加者は、私たち夫婦を含む7名。

車を飛ばして7時間後、ついに、チキンに到着。ユーコン川(Yukon River)の支流・40マイル川(Fortymile River)をボートで北上すること、さらに40分。ようやく、キャンプ地へ!

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▲例年、ツアーは6月~8月末まで開催される。

管理人夫婦が歓迎してくれました。ツアーの間、奥さんが3食の世話を、旦那さんが砂金採りの指導をしてくれます。

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さっそくテントへ行き、担いできた寝袋やマットレスでお部屋作り。11日間を過ごします。

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食堂小屋、シャワー&サウナ、ぼっとん便所が完備されており、サバイバル過ぎないキャンプとなっています☆

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▲作業のあとのシャワーはサイコ~♡

翌朝、砂金採りがスタート!

河原でドレッジ(Dredge / 浚渫(しゅんせつ)船)の使い方を教わります。

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ドレッジとは、川底の石や砂、そして砂金を、幅6インチ(約15cm)の巨大掃除機のノズルから吸い込み、段々になったスルースボックス(Sluice box)でふるいにかける機械です。

洋服を着たまま潜れるドライスーツに身を包み、ダンナさんがノズルで川底を掘り下げていく間、わたしは、川原をダムのようにするため、ひたすら石投げ。スイカほどの大きさの石がごろごろ。

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夕食後、砂と砂鉄、砂金を、スルースボックスと裏ごし器ににた網を使って、さらにふるいにかけます。

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本日の成果が、こちら。少量とはいえ、金の輝きを見ると、疲れも吹き飛びます!

夏のアラスカは白夜。夜11時ごろ陽が沈み、翌朝3時には陽が昇ります。ながい長い一日が終わり、テントを蚊取り線香でくゆらせつつ、就寝。

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▲川の水温は15℃。川底は3℃だった。

最初の3日間は、雨で肌寒く、川は茶色く濁っていました。わたしもドレッジを体験したかったのですが、ダンナさんが

「ノズルに手が吸い込まそうになるうえ、視界が悪い」

というので潜らずに、ひたすら石を投げつづけました。

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その後、数日間は天気に恵まれ、美しいワイルドフラワーや、遠くにヘラジカを見ることもできました。

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▲アメリカの家庭&野外料理が楽しめる☆

毎日の成果に喜びを感じつつも、最終日が近づくにつれ、

「お金払って、石投げしてるわたしっていったい......」と、涙目に。

川に入っての作業で身体が冷えるため、1時間半おきに、丘の上のぼっとん便所へダッシュする休暇に、嫌気がさしてきました。

そんなわたしを見かねて、ダンナさんが一日早めに切りあげて、チキンにあるツアーの主催者が運営する金の採掘場を見学することに。

今から思えば、過酷な砂金採りツアーもいい思い出。なかなかできないアドベンチャー。腕に筋肉がつきました♪

次に行く機会があれば、持って行ったものの使わなかったルアーで魚釣りをしたり、ハイキングしたりと、心に余裕をもって臨みたいです。初参加ということもあり、がっつり金をとるぞ~、とハリキリすぎちゃいました(笑)

次回、番外編はちょっとお休みして、テキサス生まれのフライドチキンをご紹介します。どうぞ、お楽しみに☆

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☆今日の一首☆

幾千夜かわることなき曲線の川は松の根をえぐりだす

♪お役立ちウェブサイト♪

Gold Fever Prospecting    goldfeverprospecting.net

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