イビサで石油採掘がもうすぐ行われます

公開日 : 2014年01月27日
最終更新 :

スペイン政府は、イビサ島から数キロ離れたバレンシア湾で石油採掘計画を実行しようとしています。しかし、石油採掘にはリスクが伴うので意見が分かれています。

まず第一に考えられるのは、原油が流出し環境を汚染する可能性です。記憶に新しい2010年のメキシコ湾での原油流出事故では魚や珊瑚などを含む周辺の生物と環境が汚染され、11人の死者と17人の負傷者がでました。

また、石油プラットフォームの設置により、イビサ周辺の海水を綺麗に保つ役割をしている海草ポシドニアが破壊されるので海が汚れる可能性と、採掘の騒音により周辺の魚の繁殖と行動に影響が出る可能性もあります。

石油プラットフォームが建設される場所は、採餌や繁殖のために回遊を行う亀、イルカ、鯨の通過点なので、それらの生命が脅かされる可能性もあります。

複数のリスクが伴う石油採掘。これからどうなってゆくのか目が離せません。

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