すいか哀歌
暑い夏の風物詩、すいか。トルコのすいかは、真っ黒い原種に近いものからラグビーボール型、日本でも見られる縞縞の丸いものと種類も豊富。その甘さにビックリする観光客も多いとか。そのすいかが今年は畑に放置されている。腐って異臭を放つすいか。なぜこんなことになっているのか。近くのスーパーのすいかの値段は、1キロ29、000トルコリラ(約8円)まで下がった。トルコリラにしたって去年より安い。インフレを考えると、実質3分の一ぐらいに値下がりしている。こんな値段じゃ、輸送費のほうが高く付く。儲けがないからと畑から収穫する人もいない。去年まで綿を作ってた畑に、今年はみんながすいかを植えた。トルコのテキスタイル業界が経済危機で大打撃を受け、綿の価格が暴落したからだ。かといって、今度はみんなですいかを余剰生産してしまうとは。すいかの切り売りをしている屋台では氷の上で冷えた1切れが100、000リラだった。旅行者の皆さん、どうかこの夏は、トルコのすいかをせっせと召し上がっていただけますよう。甘いよ。
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