共和国記念日

公開日 : 1999年10月25日
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深夜特急トルコ編に、パスポートの入国印の「T.C」って何だろうと思うくだりがあったが、T.CとはTURKIYE CUMHURIYETI、つまりトルコ共和国のことである。今年最後の祭日であるジュムフリエット・バイラム(共和国記念日)は10月29日、半日になる28日を休んでしまうと4連休になるという美味しい構成。(トルコには振り替え休日という制度はないから、土日と重ならないでまるまる連続休みなんて美味しいのである。)オスマントルコのスルタンはその末期において、すでに連合国のいいなりだったらしい。それを明治維新を手本と無血革命をめざしたムスタファ・ケマルが、ついに崩壊に追い込み、共和国宣言を行ったのが1922年10月29日。今も尊敬を一身に集めるムスタファ・ケマル将軍(パシャ)。レストランで、学校で、公園で、お札で・・・いたるところで目にする口髭と眉毛も立派な彼は、今ではその後与えられた『トルコの父』アタ・チュルクの称号をもって呼ばれることが多い。75周年であった去年は盛大なパレードだったが、今年はみんな個人的に旅行の計画で忙しいといった所。不況の影響で海外脱出をあきらめたか、それとも自国の文化に目覚めたか?カッパドキアは1部屋の余裕もないほどトルコ人客で満室であるらしい。はてさて、私はどこで過ごそうかトルコ76歳の誕生日。まだまだ若い国だよね。

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