ラマザン縁日

公開日 : 2003年11月04日
最終更新 :

ラマザンが始まった。1ヶ月の間、夕方の過ごし方を計画的に考えなければならない。イフタル(一日の断食あけ)の時間にはレストランからカフェ、小さなブュッフェまで満杯になり休憩する場所には不自由してしまうし、タクシーには乗車拒否される、バスの本数は減る、施設のほとんどが開店休業状態となって、みんながお腹いっぱいになるまでこちらの用事には振り向いてもらえないのが確実だからだ。

そういえば、ここ数年はラマザン時期の楽しみが一つできた。数年前から市の先導でこの時期、スルタンアフメット、競馬場跡周辺にはいろとりどりの仮設屋台が並ぶ。そして、夕方のイフタル時間の少し前から一斉に営業を始めるのだ。綿アメ、焼き栗、ケバブ、チーキョフテ、ギョズレメ...日本の縁日を思わせる風景には大人も子供もウキウキしてしまう。

日本でもレトロ博物館などで紙芝居や駄菓子屋などの文化を保存しようという試みはあるようだが、この縁日はそういう役目も果たしている。カラフルな水飴を棒にまいていくマージュンシェケルなどは、今はもうこの祭りぐらいでしか目にかかれないというし、祭りの時だけ設置されるルナパーク(遊園地)もそうかもしれない。メリーゴーランドやロデオ、列車やゴーカートなどが一回40円程度と庶民的な価格なので、子供たちは夢中になる。(通常のゲームセンターや常設遊園地では倍以上する。)

ラマザンバイラムまで、約1ヶ月の間だけの毎夜のお祭りさわぎ。子供に帰って楽しんでみては?

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