ボスポラスクルーズ

公開日 : 2004年03月29日
最終更新 :

急に初夏の日差しといっていい暖かな日々がやってきた。3月はじめは週末ごとに雪がちらついていたというのに、このあまりの様変わりに再び体調を崩してしまった人が多い。トルコでも花粉症が徐々に増えてきていることもあって、あっちでもこっちでもティッシュを取り出す人を見かける。大型ホテルではセントラル制御の空調のため、暖房を求める人と冷房を求める人がいるこの頃の気候ではなかなかお客様の希望に添えないこともあるらしい。重ね着対処など、自分でできる温度調節にも気を配っておいたほうが良さそうだ。

さて、暖かくなるとイスタンブールでは街の色が変わる。何より顕著なのが海の色だ。青い青いマルマラとボスポラスが、光を反射するのを見ているとそれだけでうきうきしてくる。海がこういう色になってくると、ボスポラスクルーズも楽しくなってくるのだが、ツアー参加者にはなかなか個人で行く人はいないようだ。理由はダントツで、時間がないから。

確かに、よくガイドブックで紹介されているのは定期船に乗る方法。終点のアナドールカバウまで行くと約1時間半、少し漁村の見学をして同じ船で帰るとすると計6時間は必要だ。貴重なフリータイムの半日以上を費やすのはちょっと勇気が要るのかもしれない。でも1時間ぐらいならどうだろう。定期船フェリーではなく、乗合ボートのボスポラス周遊船があるのだ。エミノニュやオルタキョイから、ボスポラスをルメリヒサールあたりまで遡って、また帰ってくる。所要約1時間。値段も100円から200円程度とお手軽。家族連れやデート中のカップルがわんさか乗っている。

ルメリヒサ―ルまで行けば、主な宮殿や橋は見れることになる。また基本的には通勤客など生活の足である定期船は、港から港への直行ルートを取るので海峡の中心を運行することが多いのに対し、周遊船は遊びだから、それこそ岸にかなり近いところを進んで行く。ハイキングする余裕のない方には、私個人としてはこちらのほうがお勧めだ。

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