12月31日、現金を用意せよ!

公開日 : 2004年12月08日
最終更新 :

いよいよ12月なのだが、初雪の後は今のところ暖冬が続いている。天気もそう崩れない。雨が続くのが常であるイスタンブールの冬としては、かなり恵まれた日々だ。

トルコはイスラム教徒がほとんどを占める国だから、クリスマスについては人事のようだが、その分お正月をどこで過ごすかは重大な関心ごとだ。新聞広告は賑やかに誘う。ボルでスキーかはたまたアンタルヤでゴルフか、パリでお買い物か、日差しを追いかけてマレーシアか。イスタンブル残留組にもあちこちで開かれるガラがあり、予約席は着々と埋まりつつある。お目当てのレストランやホテルがあるなら手配は怠りなく。この日だけは本当にザン席がないこともままある。タキシム近辺は車両通行止めになる予定であるから、31日夜イスタンブール到着なんていう方は、メトロでいける範囲に宿を確保したほうがいいかもしれない。

さて、この1月1日からついにYTL(イエニトルコリラ=新トルコリラの意)が施行となる。現在のトルコリラから0が6つ消え、忘れられて久しい補助通貨クルシュが復活する。皆さんが楽しんでいる間に中央銀行はこの切り替えをささっとやってしまうわけだが、その時間というのが12月31日23時58分から1月1日0時03分。これに連鎖して国内各銀行の内部処理、国外各銀行の内部処理と続くわけだが、国内銀行だけでもその処理時間は1分から4時間の幅がある。国外は言わずもがなである。遠く日本で発行されたクレジットカードが使用できなくなる時間というのが一体どれくらいになるのか、それは神のみぞ知る。クレジットカードだけではない、デビットカード、国際キャッシュカードの類も同じこと。いつもよりはかなり豪華になってしまう年越しのお楽しみの支払いはカード任せを予定している人も多いはずだが、今年ばかりはご用心である。

念のため、新年から2,3日の必要分は、31日夜までに現金で用意しておくことをお勧めしたい。

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