春 花盛り

公開日 : 2006年04月28日
最終更新 :
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日本の国花といえば桜、ではトルコは?実はチューリップなのです。

チューリップと言えばオランダとお考えかもしれませんが、もともとチューリップはトルコが原産国。スルタンたちも国を傾けるほど?愛した花です。そういうわけで、今年の春、イスタンブール市は「イスタンブールはチューリップと邂逅する」のスローガンの下、大々的なチューリップキャンペーンを繰り広げています。3ミリオンだから、えーっと。(0を数える。) 300万本のチューリップが一度に花開く、春の光の下のイスタンブールは本当に綺麗ですよ。チューリップはトルコ語ではラーレといい、女の子の名前としても人気があります。

でも私は何か違う気もするんですよねー。何がって?毎年春になると、市によって広場などに花が植えられるんですが、そう。苗ではない。花です。つまりどこかで大量栽培した花を、つぼみが開くのを見計らって、タイルみたいに土ごと切り取ってきて植えるんです。一気に環境が変わった花々は、そりゃ一時的には綺麗ですけど、その後大したケアも受けずにからからに干上がってしまうまでほおって置かれる。来年のために種や球根が回収されるなんてこともありません。良くも悪くも、見栄っ張りでその場限りの国民性、ここにも出ている気がします。自宅の植物に話しかけては、旦那に気持ち悪がられる私にとってはちょっと残念。

GWですから日本人観光客もたくさんみかけます。トルコは広いから、周遊コースの観光にいらした皆さんはとても忙しいとは思いますが、来年もこの地に咲くとは限らないチューリップ。一生懸命咲いてます。ぜひ少し足を止めて、存分に愛でてやってください。

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