さばサンド
イスタンブール名物さばサンドをご存知でしょうか。B級グルメとして一部のガイドブックで紹介されたりしてきましたが、最近は団体旅客のクルーズのお昼として選択されていたりもしてびっくりします。海が青いので、船に乗ってのお出かけも楽しい今日この頃、久しぶりにさばサンドを食べました。
昔は岸につけた小船の屋台が、もうもうと煙を立てて売っていたこのさばサンドですが、そういった小船が撤去されてかなりになります。豪快に四切りにした玉ねぎとレモンを自分でトッピングしてガブリとやる、あれが情緒があって(?)よかったのに・・・。ガラタ橋の下のレストランなどで皿に持って出してくれるようになりましたが、やっぱりB級グルメのおいしさはそんなにお上品にすると、半減してしまうのですね。私にとってはいまいちです。
半身を焼くか揚げるかして、太ったフランスパンのようなトルコパンに挟まれる魚。昔はこれ、殆どがパラムートと呼ばれる、小さいカツオみたいな形をした、でも味はさばに近い地元産の魚でした。今は殆ど日本で言う本当のさばになりましたが、ノルウェーあたりからの冷凍輸入品です。日本のさばほどアブラがのってはいなくて、小ぶり。2枚におろすだけなので、2人に一人は骨付きというところはパラムート時代から一緒ですが。
最近は、船の代わりに屋台(違法なので、警察がやってくるとさーーーーっといなくなってしまう)で商売するさばサンドやもまた増えてきましたし、港のビュッフェ(軽食を売る常設スタンド)でも扱うようになって来ました。まあレストランで座るよりは、ビュッフェで立ち食いのほうがさばサンドらしい(?)ので、私は久々にこいつを食べました。骨付きにあたりましたがビュッフェのオヤジは親切にも、わざわざ骨を抜いてくれました。塩だけの素朴な味。おいしかったですよ。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。