さばサンド

公開日 : 2006年05月22日
最終更新 :

イスタンブール名物さばサンドをご存知でしょうか。B級グルメとして一部のガイドブックで紹介されたりしてきましたが、最近は団体旅客のクルーズのお昼として選択されていたりもしてびっくりします。海が青いので、船に乗ってのお出かけも楽しい今日この頃、久しぶりにさばサンドを食べました。

昔は岸につけた小船の屋台が、もうもうと煙を立てて売っていたこのさばサンドですが、そういった小船が撤去されてかなりになります。豪快に四切りにした玉ねぎとレモンを自分でトッピングしてガブリとやる、あれが情緒があって(?)よかったのに・・・。ガラタ橋の下のレストランなどで皿に持って出してくれるようになりましたが、やっぱりB級グルメのおいしさはそんなにお上品にすると、半減してしまうのですね。私にとってはいまいちです。

半身を焼くか揚げるかして、太ったフランスパンのようなトルコパンに挟まれる魚。昔はこれ、殆どがパラムートと呼ばれる、小さいカツオみたいな形をした、でも味はさばに近い地元産の魚でした。今は殆ど日本で言う本当のさばになりましたが、ノルウェーあたりからの冷凍輸入品です。日本のさばほどアブラがのってはいなくて、小ぶり。2枚におろすだけなので、2人に一人は骨付きというところはパラムート時代から一緒ですが。

最近は、船の代わりに屋台(違法なので、警察がやってくるとさーーーーっといなくなってしまう)で商売するさばサンドやもまた増えてきましたし、港のビュッフェ(軽食を売る常設スタンド)でも扱うようになって来ました。まあレストランで座るよりは、ビュッフェで立ち食いのほうがさばサンドらしい(?)ので、私は久々にこいつを食べました。骨付きにあたりましたがビュッフェのオヤジは親切にも、わざわざ骨を抜いてくれました。塩だけの素朴な味。おいしかったですよ。

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