ハッピーバレンタインデー

公開日 : 2007年02月16日
最終更新 :
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2月14日、5歳の息子が「はい、ママ」と手作りのカードをくれた。HAPPY バレンタインデイ。トルコでは恋人たちの日と呼ばれ、花の値段が高騰し、レストランのテーブルはすべて2人用のセッティングにされて、一人身だったりすると身の置き所がなくなる日である。

ここ10年ぐらいで急速に普及した習慣かもしれない。トルコ人はイベント好きでロマーンティックなことが大好きだから、ハマったのであろう。ただ日本のように女の子から告白・・・なんてことはなく、恋人と二人でちょっと特別な甘いデートを楽しむのが常。レストランやホテルは、ハート型の料理やスイートに工夫を凝らした特別メニューを目の飛び出るような料金で売り出すんだけれど、毎年どこもかしこもいっぱいだから、売る側からしたらやめられないだろう。宅配ピザだってハート型である。

新聞のイエローページにも特別枠の愛のメッセージコーナーがあって、私はこれを読むのが結構スキ。たまには恋人への結婚申し込みなんかもあって、名指しの赤裸々なメッセージは読んでて恥ずかしくなったりおなか抱えて笑えたり。トルコ航空はその日前後、「愛する人を忘れない。1ユーロ」キャンペーンをやっていて、国外向けチケットを買えば、2人目の分のチケットは1ユーロになったらしかった。日帰りでウィーンでデートなんてカップルも結構いたらしいぞ。

しかし大人のイベントだと思っていただけに、息子が幼稚園でそんなカードを作ってきたのにはちょっとびっくり。中にはユニコーンに乗るお姫様(私)とその鼻緒を引くパパ(だんな)。どういう日なのか、幼稚園でなんと説明しているのかなあ。結婚して子供がいても、夫婦だけで食事に行く人たちも多いから、パパとママを二人にしてあげましょうとでも言っているのかもしれない。でもうちのパパは日本人だから、そんなことしないのよーとラブラブなトルコ人たちの間ですねていたら、帰ってきただんなの手に赤いバラ。とたんに機嫌がよくなった私でした。

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