地下都市のトイレ

公開日 : 2009年01月24日
最終更新 :
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カッパドキアで地下都市を観光するならどこにしますか?カイマクル?デリンクユ?オズコナック??そう、とてもたくさんあるのですよ。

私は今回、タトラリンというところに行ってきました。コレが、地元の人もあんまり知らないくらい地味なところ。丘の上にあり、入り口付近は地震で崩れてしまっています。ここ、ネブシェヒールの文化観光課長から「あんまり知られていないけど、いいから是非紹介してくれ」とのお勧めがあったのです。距離的にはネブシェヒールからなら車で30分くらい。公共の交通機関では来れません。あんまりはっきりした看板もないので、ここ??ここ??と不安になりますが、車を降りると丘の上の穴から人影が。役所に雇われたガイド兼切符売りの彼が一人いるだけなんです。

本来10階くらいはある遺跡らしく、中のサロンも広いです。2階しか公開していないのだけれど、これから整備も進んでゆく予定だそう、ただし。表の台所部分は崩れてしまっているように、中にも大きな亀裂が見えます。早く整備しないと崩れてしまうのでは・・・・さて他の地下都市にあるような丸い石の扉、ワイナリー、空気穴、連絡しあうための声を通す穴・・・それももちろんあるのですが、他にはないものがあります。それはなんでしょう?

なんと、この地下都市にはトイレが!!!あるんです。においを立つための扉もあったとか(今はない)。さすがに下水はなくて汲み取り式だということですが。

めずらし物好きなあなたに是非お勧め。地下都市の出入り口の下のほうには教会もあって、洗礼の場や墓として使われていた場所を公開しています。フレスコも比較的よく残っていますが、亀裂から雨水が入り込んでいるらしく、しみのようになっているところがたくさんあります。1991年から公開されているようですが、早く補修の手を差し伸べないと・・・・という気はしました。

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