千夜一夜ナイトクラブ

公開日 : 2009年02月26日
最終更新 :
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流行のナイトクラブといえばSUADAやレイナ、360といろいろあるのでしょうが、トルコ風呂、ハマムがコンセプトになったナイトクラブはいかがでしょう。

その名はAL JAMAL。オーナーの母は有名なアンティークショップの経営者とあって、そこここにさりげなく置かれたインテリアにもセンスが光ります。表からは、こんなところにナイトクラブが?(だって公園の中なんですよ)と思うのですが、中に入ると天井ドームからつるされたシャンデリアの下、中央にあるのはまさしくハマムのへそ石(一段高くなった大理石のベッド)。客は、それをぐるりと丸く取り囲むように配されたアラビアチックなブースに、グループごとに陣取ります。料理はレバノン料理といわれますが、まあほとんどトルコ料理と同じ。これが、すごく種類もある上おいしい!!!んですよ。小皿でずらりと、軽く10種類は並べられる前菜も、銅製のふたつきで重々しくやってくるケバブも。この手のところで、ここまで量もあって美味しいところは珍しい。人気があるのもうなづけます。

そして夜も9時を過ぎてくると、おもむろにへそ石の上のゴージャスな鳥かごが撤去され、へそ石を舞台にショーが始まります。歌や踊りの短いショーがいくつも続くスタイルで、中にはここは2丁目???と思うようなおかまショーもあったりして(トルコでは珍しいので大人気らしい)。ベリーダンサーも出ます。ベリーダンスの技術は全然たいしたことはないのですが、モデルのようなほっそりとした若い綺麗どころを集めたのがミソ。ブースを回ってチップをおねだりされると、胸や腰の衣装に次々にお札が挟み込まれます。言葉で書くと安っぽい感じですが、客層が上流階級しかも落ち着いた年代なので、下品にはなりようもないムードです。私が気に入ったのは、食事の後のリフレッシュサービス。洗面器とふかふかのタオル、水差しが運ばれてきて、テーブルで手を洗わせてくれるんです。注がれるのは温かいバラ水。私はアルコールは飲まないけれど、ちょっとほろ酔いだったら夢心地になっちゃいそう。

イスタンブールの最後の夜に、こういった千夜一夜体験はいかがですか。

AL JAMAL

Kadirgalar Cad. Macka Demokrasi Parki ici Macka ISTANBUL

Tel.0212 219 6530

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