真夏の北極へようこそ

公開日 : 2010年08月16日
最終更新 :
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暑い!記録的に暑い、なんというか体感温度が。初めて夏ばてしたかもとうちのだんなものたまう湿気たトルコです。いつものからっとした暑さに体が慣れているので、陰に入っても暑い今年の夏には、トルコ人の誰もがグロッキー。加えて、この火曜日から始まったラマザンがあります。イスラム教徒が、太陽が出ている間断食をするシーズンに入ったわけですが、こんなに暑いなか、食べ物はともかく、夕暮れの8時すぎ(今のイスタンブールの場合の大体の日没時間。地域によって日没時間は細かく変わっていく)まで、水を飲まないというのはさぞ辛かろう。先日、テレビロケの仕事でカッパドキアに行ってきた私はカッパドキアの有名ワインセラーTURASANのモンド賞受賞の赤の新作ワインを仲間内に買ってきたが、日が暮れてもこの時期は禁酒している人も多いので、ラマザン明けまで栓を抜くのはお預けである。いや、私はアルコールは普段から全く飲まないんだけどね。

そういうときにはこれでしょう。今年のこどもの日にオープンした、世界でもトルコでも唯一、とパンフレットには書き込まれている氷の美術館。北極へようこそのコピーにもひかれ、夏休み中の子供たちを連れて、地下鉄BAYRAMPASA駅にあるFORUM ISTANBULというショッピングセンターへ。ここには水族館もあるのですが、今日はとことん冷えようと、氷の博物館MAGIC ICE BUZ MUZESIに、氷の彫刻コースの予約もしてきたんだもんね。

まずは入り口でエスキモー服と呼ばれる綿入りマントをかぶせられる。二重ドアを抜けて、いよいよ氷の世界へ。飾られている氷の彫刻自体はたいしたことはない。実物大のバッファローとか北極熊とか、そんなに細部にこることもなく、見ようによっては溶けかけみたいな。透明度にこだわって、表面のシャープさはなくしてあるのかもね。バイキングシップの前で写真をぱちり。内部での写真撮影は禁止されていて、なんとこれ一枚20TLで買わされるのよ(強制ではないが)。そして、雪を丸めて投げる的当てコーナーがあって、最後に氷のカウンターで、氷のグラスに注いだジュースを飲む趣向。10分ほどの小さな場所なのに、娘と息子は大興奮。氷のグラスにいつまでも感動しています。うーん、連れてきた甲斐あり。

一般の見学コースを終えた後、約2時間の氷の彫刻教室の開始。まずは30センチ角の氷の塊を、台となる氷の塊の上にセット。そこから、希望の形を机の上に並べられた大小さまざまな大きさののみやナイフを使って削っていくのです。息子は車を選択し、サンルーフつき、前後のナンバープレートなどの細部も掘り込んだ氷の彫刻を完成させました。この氷の彫刻コースは、いまのところ期間限定のようで、作品はここに飾ってもらえます。コース修了書も発行してくれますよ。

暑い太陽にうんざりしたら、ショッピングセンター内の北極へどうぞ。

http://www.magicice.com.tr

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