共和国記念日

公開日 : 2012年10月31日
最終更新 :
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昨日の夜中はひどい雷だった・・・けど、その前の花火大会まではまだ降り始めていなくて良かった。写真はうちのベランダから見た花火。

去年はVANの地震があって、その追悼の意味もこめて共和国記念日名物の花火は中止になった。イスタンブールの夏といえば、毎週のように結婚式などで花火があげられるのが普通だったが今年の春、市は騒音を理由に打ち上げ花火を禁止したので、この夏はあまり見ることができなかった。(正しくは音の静かな花火のみOKという新聞発表だったので、私はそれってどんなの?と聞いてまわったが新聞社勤務の友人でさえ明確には答えてくれなかったよ・・・)花火好きな日本人としては寂しい限りだったし、昨日の花火は遠目にもきれいだったので、さぞみんな話題にしているだろうと思ったが、そうでもなかった。今日は共和国の行進に関する政治的話題だったなー、みんな。花火大会の話題を振ったのはひとりだけで、それも、これでいったい何匹のカモメが死んだと思う?なんてかわいそうな・・・という方向であった。カモメは鳥目じゃないのだろうか。そういえば夜もビルの周りをぐるぐる飛んでたりするが。

うちの子供たちは今年9月の新学期からトルコの私立小学校に通っている。共和国記念日には式典があったが、これも初めての体験。これがテーマも重く、独立戦争を最初から体験させるような歌アリ、朗読アリ、ダンスアリのショー仕立てであった。でもうちの子供たちも、それこそ今まで見たことないような大口を開けて、「独立を!さもなくば死を!」の名台詞を叫んでいた。熱いショーである。日本だったらきっとこういうのは受け入れられないのだろうな。でも校長先生の短くも力強い演説からして、しらけるどころの話ではなく超熱い一体感で講堂がいっぱいになっていた。すごいなー。こういうのの積み重ねで愛国心って育っていくに違いない。「未来は今から、私たちにかかっている」の言葉がすべらずに響く。子供を信じることと、信じられていると感じさせてあげること、愛することと、愛されていると感じさせてあげることの間には大きな違いがあると思う。私はそこのとこをサボらない、トルコ人の子供への接し方が好き。

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