ボスポラスの子供たち

公開日 : 2013年05月28日
最終更新 :

ボスポラス海峡は船の通行量もすごくて、決められた遊泳場以外は基本的には泳いではいけない・・・のだろうとは思う。時々、「危険、遊泳禁止」の看板もあるし。だからといって、基本全域禁止の法律があるのかどうかは知らないけれど。とりあえず取り締まる人がいないのは確かだ。だって、夏になると、海岸やフェリーから飛び込む子供たちをこんなにも見るのだから。

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イスタンブールでは寒くなったり暑くなったり天候がころころと変わる忙しくて短い春もやっと終わったのか、急に30度を超える真夏日もあるようになった今日この頃。照りつける太陽の下、ボスポラス海峡沿いの道を走っていると、髪から水を滴らせた子供たちがたくさん!安全だとはいえ有料の遊泳場は遠いし、子供たちのお小遣いで払うには高い入場料を取られる。それにしたって、水着くらいは着ようよ、と思う写真の子供たち。パンツじゃん、それ!なんていうか、おおらかですなあ。スルタンアフメットからマルマラ海に降りたあたりでも、やはり船の行き来も多いのに泳いでる大人たちがいっぱいいるけれど、このコたちがあーいう大人になっていくのか。海岸沿いを通る車からは奇異な目で見られても、楽しくてやめられないんだろうなあ。全開の笑顔で泳いでる。

危ないのは分かる。まねしちゃいけないのも。でもこんなに船が行き来する割には水は比較的きれいに見えるし、いるかだってたくさんいる一番身近な海。トルコ人の友人は、海に飛び込む子供たちを「ボアズ チョジュクラル(ボスポラスの子供たち)」と呼んでいた。大人になって酒飲みながら、思い出す子供時代の話の中でも、フェリーからの飛び込みは一番ドキドキした冒険だったらしい。あの頃10円だったフェリー代は今は200円近くにもなり、飛び込むためにフェリーに乗り込む子供はほぼいなくなった気はするけどね。

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