シュガーペースト

公開日 : 2014年05月31日
最終更新 :

子供が生まれてから、誕生日ケーキに凝るようになりました。昔はアメリカで見た空色のケーキに、なんてまずそうと驚愕したものでしたが、今では日本でもIKEAには青と黄色のロールケーキが売ってたとかで、まあたまにならふんだんな着色料の摂取も目を瞑ろうかと・・・いやまじめなお母さんには怒られるかもしれませんが。だって子供って、ダメダメなものほど喜ぶんですもん。シュガーペーストによるデコレーションケーキは、日本だと結婚式のときくらいにしかみたことはなかったですけど、こちらでは子供だけではなく大人がサプライズで贈る事も多く、ディナーを取るようなレストランでは結構頻繁に目にします。人気のナイトクラブレイラでは、ボスポラス大橋をかたどった大作をみたこともあり、あれは創作意欲をそそられました。

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そうはいっても昔はトルコでこういった材料を見つけるのは大変でした。12歳になる息子が小さい頃は、東急ハンズからわざわざ買ってきた粉のぺテルプードル(シュガーフラワー製作用のきめ細かい粉砂糖メインのミックス)を練ったりとか、水あめや粉砂糖、ジェラチンを使って一から作ったりとかいろいろ大変でしたが、5年もすると既に練りあがったシュガーぺーストが売られるようになり、トルコでもブティックパティッセリーという、結婚式だけではなくいろんなお祝い事の際に配るカラフルなクッキーや個人の顔ををかたどったケーキなどを注文販売する店がたくさん出来ました。まあ、今となっては注文することも出来るわけですが、10年以上も続けてきちゃっているので子供たちが勘弁しません。今年はこれにしてとちゃっかりリクエストがやってきます。

こういったケーキを作るための型や練りあがったシュガーペーストやその他の道具は、エジプシャンバザールまわりの店にたくさん売られています。以前は輸入物ばかりで高かったのですが、最近は国産のモルド(型)もたくさん出回るようになって、値段もぐっと安くなりました。例えばシュガーペーストは1キロ10リラ程度です。出回り始めた頃は油が入っているためやわらかく成型はしやすいけれど乾きが遅く型崩れしやすいものが多くて、半分は手作りドゥと混ぜたりしていましたが、最近はかなり改善されました。多彩になった型は地元のサッカーチームの小物をかたどったものなどお土産にも面白いものがあります。シリコン製の物が多いので、せっけんなどを作る趣味がある方も使えると思います。お好きな方には宝の山ですよ。

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