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イスラエル/エルサレム特派員ブログ 関 望

イスラエル・エルサレム特派員が現地から中東地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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下記、あらたに大使館からの注意喚起が届いてますので、アップします。

在留邦人・たびレジ登録者の皆様へ

「土地の日」について【注意喚起】

平成28年3月29日
在イスラエル日本国大使館

1 明30日(水)は、「土地の日(※)」になることから、エルサレム等のイスラエル国内各地、さらにはパレスチナ自治区の各地において、アラブ系住民やパレスチナ人によるデモ、集会等が行われ、それに伴うイスラエル治安当局との衝突等が予想されています。
(※)1976年3月30日、イスラエル軍によるパレスチナの領土収奪に対する抗議デモが行われ、アラブ系住民6名が死亡、約100名が負傷した。以来、この日を「土地の日」として毎年抗議デモ・集会が行われている。

2 昨年10月以降、イスラエル国内及びヨルダン側西岸地区において、パレスチナ人とイスラエル治安当局との衝突が頻発し、多数の死傷者を出しているほか、パレスチナ人によるテロ事案が多発しております。先週24日(木)には、ヨルダン側西岸地区ヘブロンにおいて、パレスチナ人によるイスラエル兵士刺傷事件が発生し、犯人がその場で射殺されるという事案が発生しています。
このような状況において、パレスチナ人等によるデモ等が過激化する可能性も懸念されるところです。

3 つきましては、以上の状況に配慮し、不測の事態に巻き込まれることのないよう、デモが行われている場所には近寄らない、最新の関連情報を入手するなどの対策に努めてください。公共の場所に滞在する際にも周囲の状況を注視するなど、安全確保に十分注意を払って下さい。                                            

以上


2016年3月30日

エルサレムの旧市街にはキリスト教、イスラム教およびユダヤ教の聖地があることで知られる。

キリスト教では、旧市街にある数あるキリスト教関連の遺跡や施設の中でも、イエスが十字架に架けられたゴルゴダの丘、イエスが埋葬された墓地・そして復活した場所を全て含む「聖墳墓教会」が一番の聖地とされる。

そして、ユダヤ教の聖地はその聖墳墓教会から歩いて5-10分ほどの場所にある、「嘆きの壁」、イスラム教の聖地は「アルアクサーモスク」となっている。一般的にはそれぞれ別の場所にあると思われがちだが、実はこの二つはほとんど同一の場所に存在する。

神殿の丘.jpg

ユダヤ教の聖地とされる「嘆きの壁」(英語名:ウェスターンウォール)は、ユダヤ教の第一および第二神殿の名残である西側の城壁(土台壁)であり、ユダヤ教徒はその壁、さらにははるか昔ローマ軍によって崩壊されたユダヤ教の第2神殿(完成BC515、崩壊AD70)が存在した方向になるべく近い所で神に祈りを捧げる。

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そしてその壁(土台壁)の上の敷地内、かつての神殿の跡地に建てられたのが、イスラム教の第3聖地「アルアクサー寺院」および「岩のドーム」なのである。

また、このユダヤ教の第2神殿には、かつてイエスキリストが頻繁に訪れ、またイエスキリストが十字架で命を途絶えた時、地震が起き、神殿内の幕が眞二つに切り裂かれたとされている。

よって、この神殿の丘は、イスラム教、ユダヤ教およびキリスト教の聖地となる。特にユダヤ教徒にとっては第1の聖地、イスラム教徒にとってはメッカ、メディナに続く第3の聖地とされることから、同地はこの二つの宗教にとって大変重要な場所となる。なお、この神殿の丘は、イスラム教ではアルアクサーまたはハラムシェリーフと呼ばれる。本来は、神殿の丘の中にあるアルアクサー寺院のみをアルアクサーと呼ぶが、一般的には、神殿の丘全体をアルアクサーと呼ぶことが多い。

なお、このアルアクサー(神殿の丘)はイスラム教の管理下に置かれており、他の宗教的な物(例えば十字架やユダヤ教のキッパ(帽子)等々)は持ち込み禁止となっているため、キリスト教やユダヤ教にちなんだお土産を持っていると、中に入ることができない。訪問する際には注意が必要である。さらに、金曜日その他イスラム教の祝日は観光客には解放されていないので、訪問するにはイスラム教の祭日以外の日曜から木曜日の午前中11時、または午後1時頃までには入り口に行っていくことをお勧めする。

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イスラム教徒以外の観光客は、写真の右端に神殿の丘/アルアクサーに入る入り口があり、写真中央の木製の橋のような通路を通り中に入る。
(イスラム教徒は他の門を使って基本的にいつでも出入りが可能となっている。)

敷地内は、混雑した旧市街から一転、広大な土地に青空が広がり、木々が茂り、静かな公園のようになっていて、とても過ごしやすい場所となっている。観光客の他、イスラム教徒の家族たちが木陰でピクニックをしている様子なども見られ、普段はのどかな様子である。

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入ってすぐ前にアルアクサーモスクがある。ここは、預言者ムハンマドが一夜でサウジアラビアのメッカから「遠くの聖なる地」に行き、祈った場所とされている。元のモスクはAD705年に完成、その後地震等で何度か崩壊後再築された。十字軍時代には、中央宮廷として利用され、1187年にエジプト・シリア王サラディンが奪還、後にオットマン帝国の管理下に。現在は神殿の丘全体の敷地同様、ヨルダンーパレスチナのイスラム教団体が管理している。
イスラム教徒が祈りを捧げるモスクなので、イスラム教徒以外の入場は不可。

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アルアクサー寺院正面からの写真

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上記の写真がエルサレムのシンボルとも言える岩のドームである。イスラム教では、預言者ムハンマドがここから天に昇った場所とされ、預言者ムハンマドの足跡、および天使ガブリエルの手形が残った石がある。 また岩に穴が空いており、魂の井戸と呼ばれている。このこのドームは、691年完成、オットマン時代の1522年に青のタイルが、1964年にヨルダン王により、屋根のドームに金のメッキが貼られた。
こちらもイスラム教徒以外は中に入ることは不可能。

一方、ユダヤ教の言い伝えでは、この岩のドームの中にある岩は、基礎の岩と呼ばれ、この岩は旧約聖書でアブラハムが息子イサクを神に捧げようとした山* (*イスラム教ではアブラハムが息子イシュマエルを捧げようとした場所はメッカの近くとされる)の頂上と言われ、その場所にユダヤ教の神殿が建てられたとされる。同地はまた、最初の人間アダムが神の手で造られたのもこの地であったとされており、地球上で神とつながるのに一番近い場所とも言われている。

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また、この神殿の丘からは、旧市街の裏にあるオリーブ山が綺麗に見渡せる。

ユダヤ教の言い伝えとしては、この神殿のあった場所が、以前アブラハムが神とここで会話をしていたことなどから、神とコンタクトを取るのに一番近い場所とされている。一方、そのすぐ裏にあるオリーブ山は、天に昇るのに一番近い場所とされており、この山には多くのユダヤ教徒の墓が並んでいる。

イエスキリストが復活後、天に昇ったとされるのも、このオリーブ山の山頂とされている。

このように、ユダヤ教、イスラム教の聖地であり、キリスト教にも大変関連の深いこの神殿の丘/アルアクサーは、旧市街最大の見どころと言っても過言ではなく、イスラエルに訪問の際はぜひ訪れて頂きたい場所である。

<神殿の丘に訪問する際の注意点>
せっかくの機会に、ちょっとした理由で訪問の機会を逃したり、問題が起きたりしないよう、下記の点にご注意することをお勧めします。
・服装はなるべく肌が露出しない格好で
・イスラム教以外の宗教的な私物・土産物は持参しない
・パスポートを持参する
・観光客による入場時間はイスラム教の祝日を除く、日曜から木曜、午前中と午後1−2時間と限定されており、さらに嘆きの壁に向かって石が投げられたりした場合など、様々な理由で入場が禁止となるため、入れない可能性を踏まえ、何度か訪問できるようスケジュールに余裕をもたせる
・礼拝時間前に、観光客は警備員から退場を指示されるため、その際は速やかに出口に向かう。なお、入り口は1カ所のみだが、出口は数カ所あり、どの出口からも退出が可能


2016年3月20日

在留邦人・たびレジ登録者の皆様へ  治安悪化による当地警戒レベルの引き上げについて(注意喚起)  
平成28年3月9日  在イスラエル日本国大使館


1 8日夕刻、テルアビブ市内のジャッファにて発生したパレスチナ人青年が通行人を次々にナイフで切りつける事件が発生し、1名(米国人旅行者)が死亡、12名が重軽傷を負うに至り、犯人は逃亡の後、警察官により射殺されました。同日ペタティクバにおいても、パレスチナ人による刺傷事件が発生、1名が重傷を負い、犯人は被害者らの反撃により、その場で殺害されました。更に、同日エルサレム旧市街においても、パレスチナ人による発砲事件が発生、2名が重傷を負い、犯人はその場で射殺されております。
2 更に8日朝、エルサレム旧市街の新門付近においてパレスチナ人2名による発砲事件が発生し、1名が重傷を負いました。その後、同犯人らは路面バスに対しても発砲しましたが、犯人らはその場に居合わせた警察により射殺されました。
3 以上治安悪化を受けて、イスラエル国家警察は、イスラエル全土で警戒レベルを引き上げました。
4 現時点で逃走中の犯人はいませんが、今後も、更なる事案の発生が懸念されますので、在留邦人及び渡航者の皆様におかれては、海外渡航情報でレベル3に指定されている西岸地区(ラマッラ、ベツレヘム等を除く)への渡航を引き続き中止するとともに,東エルサレム(含旧市街)及び周辺地域、並びにアラブ人居住区及び隣接地域を訪れるのを可能な限り避けるとともに不特定多数の集まる地域・施設には近寄らない、路面バス及びシェルートの利用も可能な限り避ける等留意願います。また、事前の情報を入手する等、安全確保に十分な注意を払って頂くようお願い致します。  以上


2016年3月 9日
2016年2月19日
2016年1月 5日
2015年12月30日
2015年12月30日
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