エルサレム中央駅でイスラエルの日常(日本の非日常)を垣間見る
イスラエル国内の公共交通機関での移動方法としては、バスでの移動が最も一般的と言えます。
(一方、空港、テルアビブやヘルツェリア、およびナタリアやハイファなどの一部の都市には電車が通っているので、電車での移動がおススメです。)
特に、エルサレムや主要観光地である死海やティベリウスなどは、現時点では電車でのアクセスがないか、駅が不便なところにしか存在せず、通常はバスか車で行くことになります。
そんな中、現在エルサレムと各都市をつないでいるのが「エルサレムバス中央駅」となります。
(*なお、パレスチナ地区やヨルダンとエルサレムをつないでいるのはダマスカス門近くのアラブバス中央駅となります。)
この中央駅の前の道路からは、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の聖地のあるエルサレムの旧市街行きのトラムが出ている他、イスラエルの最大ビジネス都市テルアビブや、IT都市ヘルツェリア、エルサレム以外の観光地都市であるエイヤットやナザレ行きのバスが当駅ビルの3階から出発しています。
3階にはバスのチケット売り場、informationカウンターもあるので、行き方がわからない人はこちらで聞くことも可能です。(英語で質問したり、チケットを買ったりできます。)
移動手段としてだけではなく、この中央駅は、観光と違った、イスラエル人達の日常を垣間見るのにおススメのスポットです。
特に、週の始まり(日本でいう月曜日)である日曜日の朝7時半ごろから9時半ぐらいまでにエルサレム中央駅に行ってみると、出勤途中の多くの兵士達が、朝ご飯を買ったり食べたりしている姿を垣間見る事ができます。ちなみに、同国では女性も2年間の兵役が義務(男性は3年間)となっているため、男性だけではなく女性の兵士も多くいます。ライフルなどを普段見慣れない日本人としては、多くの兵士達が大きなライフルを携帯している姿についつい圧倒されてしまいます。
このように異文化を感じられる中央駅に、観光前に立ち寄って、軍服姿の兵士達に混じって朝食をとってみるのも、日本ではできない、エルサレムならではの体験となるかと思います。
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