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ラオス特派員の最新海外レポート

現地の人々と協働しているJICAボランティアならではの視点から、各地の最新情報をお届けします。


<今回の執筆者鈴木彩乃さんは大阪市出身。青年海外協力隊員(保健師)として2008年1月より2年間、
ヴィエンチャン市保健局にて母子保健改善プロジェクトに取り組んでいます>(ラオス特派員・藤田昭雄)


サバイディー☆
みなさん、こんにちは。
日本はすっかり冬になってしまったと思いますが、いかがお過ごしですか?
こちらも、日に日に寒くなり、朝夕はトレーナーを着ています。
そして、寝るときは布団もかぶっています。
夏の暑いときを考えると嘘みたいに今は涼しいです。日本の春秋くらいの気候です。
この過ごしやすい季節は2月から3月くらいまで続くみたいなので、満喫したいと思います。


さて、今回は私が10月と11月にラオスで体験したお祭りをご紹介します。

10月上旬には、この国第二のイベントと言ってもいいような、お祭り、「オークパンサー」がありました。


「オークパンサー」というのは、修行に入っていた僧侶たちが修行を終える日です。


上座部仏教の国、ラオスでは出家していない、在家の人たちも僧侶の生活スタイルに合わせて、
在家で僧侶を支えます。そうして、徳を積むことがよいこととされています。


ですから、僧侶たちが修行をしていた7月から10月の間は在家の人たちも結婚式を始め、
お祝い事は慎むべきとされています。人によってはお酒を断つ人もいます。


そういった縛られた期間が明ける日なので、この日、人々は開放感にひたり、お酒を飲み、踊り、騒ぎます。
同時に、ボートレースという競技もメコン川で行われるため、盛り上がりはさらに加速されます。


実質、仕事が休みとなるのは、1日だけですが、人々の心は仕事どころではなくなっており、
10月の第三週は職場に行っても、なんとなく仕事モードになれないのが、実際でした。


ちなみに、私も、村の人とメコン川沿いにある出店の屋台をはしごして遊びました。
その後も、家に帰ってみんなでビールを飲み、ボートレースの観戦にも行きました。
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【メコン川にてボートレース(対岸はタイ)】


そして、11月。


11月にも大きなお祭り、「タートルアン祭り」がありました。
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【タートルアンの周りに座って祈る人々】


ラオスの国を象徴する黄金でできた塔が首都ヴィエンチャンにはあります。
そのタートルアンという建物の中で行われるお祭りが「タートルアン祭り」です。


この日はいろんな場所から僧侶が集まり、お経を唱えます。


そして、在家の人々も喜捨をしに、朝早くからタートルアンに行きます。
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【朝日を受けるタートルアン】


私も村の友達と行きましたが、本当にたくさんの人が、どこから集まったのか?って思うほどいっぱいいます。
そして、みんな朝日を浴びながら僧侶に喜捨していきますが、その光景は何とも言いがたい美しい光景です。
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【喜捨する人々】


しかし、この日はお休みにならない職場も多いので、みんな、朝早くから喜捨した後は職場に向かいます。


私は、この日はタートルアンの周りにいっぱいある出店の一角の救護室で、看護師として働きました
(私の所属する保健局がこの救護室を管轄しているため)。
お祭りに遊びに来た人、出店で働いている人、警備にあたっている軍人さんや警察官など、多くの患者さんが、来ました。
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【タートルアン祭りにて、友達と(白いシャツは保健局の制服)】


だいたいの訴えは風邪、頭痛、腹痛、怪我といったものでした。


そして、仕事が終わると、恒例の村での飲み会。私が村に帰ると友達はもう飲み始めていて、
だいぶ酔っ払っていました。その日も夜中の1時ころまで飲み、お開きとなりました。


こう書くと、ほとんど活動していないように思われるかもしれませんが、仕事もしっかりしています!


11月はTBA/VHV(伝統的産婆/村のヘルスボランティア)に対して、母子保健に関するセミナーを開催しました。
村の健康を守る彼らに母子保健に関する知識をもっとしっかりとつけてもらって、村でその知識を役立ててもらう、
というのが狙いです。
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【セミナーに参加したTBA/VHV】


私としては、村に行けば問題はまだまだいっぱいあるだろう、TBA/VHVは、きっといろんな質問をしてくるだろうと
思っていましたが、彼らは口をそろえて「問題はない」と言います。
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【TBAに血圧を測ってもらっているところ】


彼らの言い分はこうです。


「昔は、妊婦さんも、子どもも死んでしまうことがあった。でも、今はみんな病院で産むから死ぬことはなくなった。
村では、問題なくみんなやっている」とのことです。


確かに、妊婦や乳幼児が死んだという話はめったに聞きません。


しかし、予防接種のカバー率や、子どもの栄養状態、お母さんたちのおっぱいに関するトラブルを見ていると、
まだまだ問題は山積みだと、私は思っています。でも、彼らの口からそれが出てこないのは、彼らはそれを
問題と思っておらず、「困っていること」というレベルで見ているからなのか・・・というのが私の見解です。
もっともっと、ラオ語を話せるようになって、本当のところの彼らの思いを聞き出したいものです。


このように、消化不良に終わるところもいくつかありましたが、なんとか、無事に成功し、次回への課題も見つかったので、
今後は私のカウンターパート(一緒に仕事をしているラオ人)と一緒にセミナーの内容や、TBA/VHVへのアプローチの仕方を
考えていきたいです。


では、また、暇なときみなさんの近況も教えてください!


ラーコンドゥー(さようなら)☆★


2008年12月 4日| | トラックバック (0)


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