残念だったけど感動をありがとうサムライ・ブルー!

公開日 : 2010年06月30日
最終更新 :

今日は待ちに待った日本xパラグアイ戦の日!試合は南アの首都プレトリアのLoftus Versfeldスタジアムです。ヨハネスブルグからプレトリアは早くて車で40分ですが、ラッシュ時には2時間かかることもあります。そこで今回は余裕を持って12時過ぎ出発しました(試合は現地時間午後4時)。前回のサッカー.・シティーの時にように遅れたら大変です。

残念ながら青いカツラは見つからなかったのですが、一緒に行った友人が青いポンポンと青いブブゼラをサントンで購入し用意してくれました。今日はあいにくの曇り空で気温もそれほど温かくなかったのでフリースの上にブルーの2006年ワールドカップのシャツ、それからジーンズの下にはタイツと防寒体制を整えて出発です。

ロフタススタジアムはサッカー・シティーよりもこじんまりとしていて、選手達が近くに感じられます。ちなみに今日の試合の観客数は3万6千人ほどでした。私達は「カテゴリー1」の1階席の真ん中、おまけに一番後なので、立ち上がっても迷惑がかからない最高の席です。

(ロフタススタジアム入り口)

選手達のウォームアップが始まります。なんと前まで歩いて行くと日本代表選手が目の前で見えます。前回のオランダvsデンマーク戦ではバス運転手が遅れてウォームアップも見れなかったので嬉しいです。もちろん日本選手を見るのでは感動のレベルが違いますが...。

一旦選手たちはロッカールームへ戻り、そしていよいよ試合開始です。

(日本代表、パラグアイ代表が出てきました!)

やはり日本代表の試合となると応援にも力が入ります。周りの日本サポーターの太鼓に合わせて「NIPPON」コールをしていると、隣のパラグアイ人サポーターは「Nipponって何?Japanじゃ無いの?」と不思議な顔をしていました。

(前半日本フリーキック)

日本代表はゴールのチャンスも沢山あり、パラグアイ相手に頑張って試合をしていたのですが、パラグアイも強く結局は0−0で延長戦へ...。30分の延長の後も両者スコアが無く、なんとPK戦へ!もうこのころには緊張して心臓が痛いくらいです。応援にも力が入り、周りのブブゼラも全く気になりません。

PK戦の前には選手、サブの選手、コーチやスタッフの人を含めてみんなで円をかいていました。その風景をみて、個人主義が目立つ欧州や南米のチームと違い「日本はチームジャパンとして皆で戦っている」という気持ちが伝わってきました。日本代表のチーム・プレー、そしてフェア・プレーは日本人として誇りに思います。

(PK戦の前の日本代表たちの円)

残念ながらPK戦でパラグアイに敗れる結果になってしまいました。試合が終わった後は想像していたよりもショックで中々スタジアムから出る気がしません。帰りの車の中でも思い気持ちになり、家に帰ってもしばらくはため息ばかり...。

一緒に観戦した友人が「自分の国が負けるとワールドカップって終わるよね」と言ったのが印象的です。南ア人サポーター達はバファナ・バファナが負けても元気にブブゼラを吹きながら応援していましたが...。今日の試合でもどちらを応援しているのかは不明ですが、さすがホスト国民として試合を盛り上げてくれます。私も数日経てばまた残りのW杯をエンジョイできるのかもしれません。

それにしても住んでいる南アフリカでのワールドカップで日本代表の決勝トーナメント試合を観戦できるのは、まさに"Once in a life time"人生で一度しかできない経験です。サムライ・ブルー感動をありがとう!ブラジルに向けてまた頑張って下さい!

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