限定コラボあり ネルソン・マンデラ国際デー2014
明日、7月18日はネルソン・マンデラ国際デーです。
マンデラ氏が南アフリカの民主化実現のために投じた67年間にちなんで、この日は67分間のボランティア活動を行うことが呼びかけられ、南アフリカ国内はもちろん、国際的にもさまざまな活動が行われます。「マンデラ氏のように、よりよい世界のための責任を担う一員として、一歩ずつ前に進んでいこう」という訳です。
●ネルソン・マンデラ国際デー 昨年の様子はこちら
とはいえ、今から明日までにボランティア活動を準備するのはちょっと大変そう......と思っていたら、今から参加できそうなオンライン・アクションの案内を受け取ったので共有したいと思います。
ネルソン・マンデラ国際デーにオンラインでバズを起こそう!
アクションの名前は「マンデラ氏を想って(Remembering Mandela)」。ソーシャルメディアを活用してよりよい世界、具体的には、貧困のない世界の実現を後押ししようというアクションです。
ではどうやって参加すればいいのかと内容を確認してみたところ、どうやら3つの方法があるようです。
●1.Youtubeチャレンジ
最も影響を受けたマンデラ氏の言葉を発声する姿を30秒以内の動画に収めてYoutubeに投稿(アップロード)するもの。投稿された動画のいくつかはマンデラ氏を追悼する公式映像のために活用されるそうです。
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●2.Twitter/Thunderclapキャンペーン
Twitterなどで大勢が同時に1つのメッセージを発信することで、バズを生み出そう!というキャンペーンです。
人工「バルス!」ジェネレーターとも呼ばれる「サンダークラップ(Thunderclap)」に自分のアカウントを登録することで参加できます。狙い通りTwitterの話題入りが果たせるかどうかは、どれだけ多くの参加者が集まるかが勝負です。
サンダークラップの登録画面
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●3.デジタルキャンペーン
「マンデラ氏の印象的な言葉や写真をオンラインに用意したから、ぜひ自分のオンライン・コミュニティにシェアしてね」というもの。素材には下のリンクからアクセスできます。
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今だからできる限定コラボ 最初で最後のオンライン・アクションかも?
実は来年2015年に、2000年から継続して取り組まれてきた貧困解消のための国際目標(ミレニアム開発目標。略称MDGs)が期限を迎えようとしています。そこで現在、2016年以降に世界が取り組むべき課題は何か、どのような目標を設定するのかについて国際的な議論が行われていて、今年の9月が大きな山場だと言われています。
この「世界が取り組むべき課題」について密室で議論を進めるのではなくて、世界中から広く意見を募りたい――そんな発想から生まれたオンラインのプラットフォームがマイ・ワールドです。具体的には、「教育」「水」「雇用」「保健」などの選択肢の中から自分が「これだ!」というものを選んで投票をするという、選挙のようなしくみを持っています。
マンデラ氏が目指したよりよき世界とは、貧困のない世界でもあったはずです。よりよい世界、貧困のない世界のために、何か1つ始めよう。2016年以降の未来のために、今行動することが大切だ。今という時期に両者の考えが一致したことで、このコラボレーションが実現したんじゃだろうなと思います。
あとがき
ちなみにこのようなソーシャルメディアを活用した社会課題解決のためのアクションは色々と行われていますが、ソーシャルメディアを使っているというだけで「全世界の人がつながれる」「誰でも意見を言うことがができる」という売り出し方がされがちなことに関して、実は僕はあまりいい印象を持っていません。
なぜなら、誰もがソーシャルメディアにアクセスできる訳ではないからです。例えば、僕の父や母に今回紹介したオンライン・アクションを、いや、そもそもTwitterとは何かを理解してもらうことはほとんど不可能です。
僕の両親はさておき、もっと大切なこととして、今回のお題でもある「世界の貧困」に関してはソーシャルメディアを使って当事者の意見を聞き取るのがなかなか難しいです。僕が知っている村の人たち、例えば数百円のエアタイム(Airtime。携帯電話のプリペイドチャージのこと)購入に悩まざるを得ないような人たちが、わざわざマイ・ワールドにアクセスしてこのアクションに参加するとは考えにくいです。ですので(目的にもよりますが)、「ソーシャルメディア万歳!」のアクションにはちょっぴり懐疑的だったりします。
とはいえソーシャルメディアそのものを否定している訳ではなくて、自分の1つの顔とも言えるソーシャルメディアを通じて社会に対する自分の関心を表明することは大切なことだと思っています。このブログを読んでくれているということは、インターネットへの十分なアクセスがあるはずです。もしよかったら、参加してみてください。
それでは!
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