外務省「海外安全情報ホームページ」更新 気になる情報をピックアップ/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年8月版)

公開日 : 2014年08月09日
最終更新 :

めまぐるしく変わる南アフリカの治安情報。このブログでも情報が入り次第単発で記事を更新してきましたが、まとめ記事とも言える外務省「海外安全情報ホームページ」が去る8月6日に更新されました。

●南アフリカについての渡航情報(危険情報)の発出/外務省 海外安全ホームページ

そこでこの中から、特に気になった情報を何点かピックアップして、関連記事とともに紹介します。引用元は全て上記ホームページです。

事件はヨハネスブルグのダウンタウンで起きている

ヨハネスブルグ中央駅付近や長距離バスターミナル等においては、日本人旅行者が付近を通行中に首絞め強盗(複数の犯人が突然背後から首を絞めて所持品を奪う強盗)に襲われる事件が複数件発生しています。これらの事件は白昼、人通りが多い場所でも発生していますので、興味本位でCBDへは立ち入らないようにしてください。

日本人に限らず、南アフリカ人(黒人)の友人もピアスや鞄をひったくられる(未遂を含む)被害に遭っています。武勇伝欲しさにわざわざ近寄るのはやめておいた方がいいです。

地方都市や隣国から利用した長距離バスから下車した直後に襲われた方もいますので、やむなく長距離バスを使う場合には、宿泊先や訪問先に出迎えを依頼し、出迎えが来るまでターミナルビル内に留まるようにしてください。

最近もこの手の事件があったと聞いています。

日本国内の旅行代理店を通じて宿泊ホテルを手配した場合、現地の事情をよく理解しない代理店がCBD地区内に所在する宿泊施設を予約し、ホテル周辺を散歩していた日本人旅行者が強盗被害に遭うケースも発生していますので、予約ホテルの所在地等も事前に十分確認しておいてください。

これは随分酷いですね......。

パスポート、黄熱病、そして子連れ旅行

南アフリカ滞在中、外国人はパスポートの携行義務がありますが、外出時にパスポートを所持していなかった在留邦人が警察に拘束されるという事件も発生しています。滞在中は常にパスポートを携行するようにしてください。

僕はうっかりしていて暗に賄賂を要求されました。お気をつけください。

●関連記事:賄賂を払いたくないあなたへ

黄熱感染国から入国する場合には、たとえ経由であったとしても、黄熱予防接種証明書が必要となります。本年に入り、西アフリカの黄熱感染国から入国しようとした日本人が同証明書を所持していないとして入国を拒否され、退去処分となった事案が発生しています。

本件がややこしいのは南ア政府が定める「黄熱病感染国」の中には、その国に入国するための条件として黄熱病の予防接種を条件としない国が含まれるためです。南アフリカ国際関係・協力省のホームページから詳細を確認してください。

●関連記事:イエローカード不所持で強制退去処分に?/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年7月版)

一方で、妊婦や乳児に対しては例外措置も取られています。

●関連記事:【世界遺産】ヴィクトリアの滝 黄熱病の予防接種は必要なのか?

2014年10月1日以降に18歳未満の子供が南アフリカを出入国する場合には、その都度、英文の出生証明書の携行が義務づけられるとのことです。また、18歳未満の子供が両親とではなく、片親又は第3者に連れられて、乃至単独で南アフリカを出入国する場合には、別途、片親又は両親からの同意を英文宣誓供述書の形で用意しておく必要があるとのことです。

英文宣誓供述書をどのように用意すればいいのかなど、この記事を執筆している時点では未確認の事柄も残されています。渡航前に在日南アフリカ共和国大使館に問い合わせるなどの対策を取ることをオススメします。

●関連記事:出入国拒否の可能性も 子連れで南アフリカを訪れる方に必ず知っておいて欲しいこと/旅行者のための南アフリカ治安情報(2014年7月版)

しっかりと情報を収集していただき滞在が楽しいものとなるよう、心から願っています。

Twitterもよろしくお願いします!

記事のこぼれ話や南アで見つけたちょっと珍しいもの、独自に集めた南アフリカニュースなどについてつぶやいています。フォローしていただけると嬉しいです♪

最後までお読みいただきありがとうございます

ご意見・ご質問をお待ちしています!

下のコメント欄または kasahara.yoshiaki★gmail.com にどうぞ(★を@に変えてください)。

ブログランキングに参加しています。記事が役に立った、面白かったらワンクリックで応援お願いいたしますm(_ _)m

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。