ネパールの治安情勢等
11月20日付、在ネパールに日本大使館からのお知らせを転載します。
===以下転載===
ネパールの治安情勢等
1 治安情勢
マデシ系の統一民主マデシ戦線は、「ティハール及びチャトの祭り終了後、現在行っている抗議活動を更に強化する」旨、述べているところ、今後、インド国境地域の多くの地域で抗議活動が激化する可能性があります。11月21日(土)からは、タルー系グループもインド国境地域で抗議活動を実施すると述べています。
2 燃料の供給
報道によれば、ネパール国内における石油製品の供給量は常時の25%程度です。また、ネパール税関は、タライの抗議活動が始まる前は、1日あたり平均200台のタンクローリー車がネパールへ入境していたが、10月中旬~11月中旬で、1日あたり平均51台のタンクローリーしか入境していないと発表しました。また11月18日、当館からネパール石油公社(NOC)関係者に確認したところでは、石油製品の国内貯蓄量は改善していないということです。
3 医薬品の供給
ネパール政府は、医薬品の不足を問題視しています。他方、報道によれば、19日、統一民主マデシ戦線は、現在、継続中の抗議活動遂行に当たり、東部ビラトナガルの国境における医薬品等の搬送については妨害しないと述べています。
4 航空便(国際線)の状況
(1)中国東方航空
一時運行を中止していましたが、今週より週3便の運航を開始しています。
(2)中国南方航空
12月31日まで、現在のところ運航をキャンセルしています。
(3)その他国際線
基本的には通常運行です。
5 航空便(国内線)の状況
基本的に通常運行です。
(国際線及び国内線の状況は、中止・変更の可能性がありますので、御利用の各航空会社から最新の情報を入手して行動するよう心がけて下さい。)
===転載以上===
(個人的見解)
国内線が通常運航、というのに、やや引っ掛かりが。
燃料をインドから空輸しており、そのため11月半ばより国内線料金が値上げ。また、かなり減便しての運航となっている、と、認識しています。
筆者
ネパール特派員
春日山 紀子
2000年よりカトマンズ在住。
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