西宮神社のえべっさん

公開日 : 2013年01月13日
最終更新 :
筆者 : 林 秀代

西宮神社のえべっさんに行ってきました。関西では、1月9日から11日の3日間、「十日戎」と呼ばれる恵比寿神社の祭礼があります。初売りが終わり年末年始の忙しさが一段落すると、福の神、いや商売の神でもあるえべっさんにお参りして、その年の商売繁盛を祈願します。この日は11日の残り福。どの日もお昼間は比較的空いていますが、夜は仕事帰りに行く人でたいへんな混雑になります。

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えべっさんには、必ず電車で行ってくださいね、最寄り駅は阪神西宮駅。南側に出ると露店がたくさん出ていて賑やかです。露店は宮神社まで続いていますので、そのまま流れに沿って歩いていけば、神社まで間違いなく歩いて行けます。昨年買った福笹や御札があれば、持ってくれば神社の入り口に置き場があります。そこを逃すともう置き場はありませんから要注意。えべっさんの間は神社の中は一方通行で、露店から美味しそうな匂いがあれこれ漂ってきます。最近は豚まんや中華系の食べ物もあるのですね。

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本殿に入る時には、白い紙のハタキのようなもので頭を撫でられます。本殿の前に置かれた大きな招福マグロにも長い行列ができていて、多くの人が小銭を張り付けていました。お参りをして鯛がおみくじをくわえている姿の鯛みくじ(300円)を引くと吉でした。福笹の販売所では今年の福娘が笹を売っています。福笹には、鯛や大判小判に米俵のような縁起物を買ってつけてもらいます。ひょっとこやオカメなどの飾りがついた熊手も神社の各所で売られています。

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えべっさんは私も思い出があります。商売をしていた私の家でも別の恵比寿神社に、毎年お参りに行っていました。毎年父か母のどちらかが行くのですが、私もよくお供させてもらいました。子どもには「露店・ザ・ワンダーランド!」福笹を持ちながら何を買ってもらおうか考えていました。「りんご飴こうて~、小さいのでもええからこうて~」と、ねだったのを覚えています。

なぜか父も母もえべっさん帰りにそれぞれ突然いろんな買い物をしていたのを覚えています。父は金庫を買ったり、母は器を大量買い。お商売に使うものをえべっさんの時に買うと縁起が良いと考えていたのかもしれません。

今年のえべっさんは終わってしまいましたが、どこのお宮さんでもお参りはいつでもできますよ。若い血の気のある人は、来年ぜひ福男にもチャレンジしてみてください。

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