五山送り火

公開日 : 2007年08月18日
最終更新 :
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火はすべて同時刻に点けられるのではなく、一番早い大文字は午後8時に、8時10分に妙・法、8時15分に舟形と左大文字、

8時20分に最後の鳥居形に火が入ります。火の着け方には二通りあり、多くは予め火床(ひどこ)に積み上げた薪や護摩木に着火する方法ですが、鳥居形では先に火を着けた薪の束を火床に置いて行きます。

燃えている時間は30分ほどで、しかも完全な形で燃えているのはその半分ほどの時間です。なるべくいい場所で、できれば全部の送り火を見たいとは思っても、同時にすべてを見られ場所はありません。一度に複数の送り火を見るのも難しそうです。とにかく短い時間で終ってしまうので、場所を探して右往左往していると見損ねてしまいます。余り見たことがない人はよく下調べをし、出来れば下見をしておいた方が無難です。

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時間をかけて待ったにもかかわらず、最も良く燃え盛っている間に帰り始める人がいて、下火になる頃には回りの見物人はほとんどいなくなっていました。

火が消えても行事は終りではありません。妙法では日本最古といわれる盆踊り(松ヶ崎題目踊り)が、舟形では西方寺六斎念仏が行なわれます。翌日火床に行き、消し炭を貰って来て玄関の軒に吊しておくと家内安全の御守になるそうです。

当日の国内での最高気温は観測史上最も高い40.9度で、京都もこの夏最高の気温(38.6度)でした。送り火を見ている間も汗が流れ落ちていましたが、ましてや火を焚いた人たちはもっと暑かったはずです。本当にお疲れ様でした。五山の送り火が終れば京都の夏も終りです、というわけにはなかなか行きそうにありません。

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