今年の葵祭 ‐見物の穴場情報?

公開日 : 2009年05月17日
最終更新 :
1.%8B%DF%89q%8Eg%91%E3.jpg

(← 毎年、行列で最高位の近衛使(このえつかい)の役を務められる馬上の方は、ご先祖は公家の家柄で現在は華道の松月堂古流家元です。確かに雅なお顔立ちをしておられます)

通過予定時刻を過ぎても行列は現れません。30分ほど遅れてようやくやってきましたが、先導車からの説明は「行列は遅れております」だけ。何かあったことは推測できても説明はありませんでした。あとは牛や馬が驚いて興奮するので、フラッシュを使っての写真撮影は止めるように、という注意だけです。

2.%8B%8D%8E%D4.jpg

街中で見る行列は趣が殺がれます。建物、看板、電柱に電線。その他諸々で背景が大変煩わしいからです。写真を撮るために行列が進む車線とは反対側の歩道にいたので、目の前を普段通りに車が行き来します。行列一番の見所の斎王代の列が近づいてきた途端、路線バスが間に走り込んできて目の前に停車。回りから一斉にブーイング。バスが去った時、斎王代の乗る腰輿(およよ)はもう後姿。やはり御苑で見るんだったと少し後悔。残念な思いがしたので、もう一度最初から見直すことにしました。

5.%89%C1%96%CE%8AX%93%B9.jpg

行列は下鴨神社での神事と休憩のあと、賀茂川の右岸の加茂街道を通って上賀茂神社に向かいます。昼食のあと、植物園の対岸に行きました。加茂街道の北大路橋から御薗橋までの間の1.8キロは、両側の並木が頭上を覆い、さながら新緑のトンネルです。道路は片側1車線なので広くはなく、樹木が直射日光を遮ってくれます。見物には絶好のロケーションで観客もそう多くはありません。木漏れ日の中、間近に行列を見ることができました。加茂街道は葵祭見物の穴場といってもいいかも知れません。

翌日(16日)の朝刊に小さな記事が出ていました。葵祭の参加者二人が馬に足を踏まれたり蹴られたりして軽い怪我をした、と。

余談:「かみがも」は「上賀茂」ですが「しもがも」は「下鴨」です。また賀茂大橋より上流は「賀茂川」ですが、下流は「鴨川」。「加茂川」と書く例もあります。そして賀茂川沿いの道は「加茂街道」。この違いは何?

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。