神幸祭 ‐祇園祭‐

公開日 : 2009年07月21日
最終更新 :
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山鉾巡行があった17日、夕方から神幸祭(しんこうさい)が行われました。山鉾巡行は付祭(つけまつり)的な行事であって、祇園祭の中心行事は神幸祭です。神幸祭は神々が神輿に乗って御旅所(おたびしょ)に渡御(とぎょ)する行事で、八坂神社の祇園祭では素戔嗚尊(スサノヲノミコト)を始めとする十三座の神々の霊を中御座、東御座、西御座の三基の神輿に移して氏子地区を巡行し、四条新京極の御旅所に渡します。神々は渡って何をするのかと言うと、何もしません。渡ること自体に意味があるのです。その意味とは「神威を示す」ことです。

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午後6時頃に八坂神社を出発した三基の神輿は所定のコースを回り、山鉾巡行によって浄められた都大路を、時間を置いてやって来ます。最初は、神の化身とされる久世駒形稚児に先導された中御座です。御旅所前の通行止めになった四条通で500人!の担ぎ手(與丁:よちょう)たちによって激しく揉まれ、回され、差し上げられる様(東御座の映像:32MB)は正に勇壮で豪快なもの。動きに合わせ観客も掛け声をかけます。典雅で壮麗な山鉾巡行を見た目には、同じ祭の行事とは思えないほどです。

これが次の神輿がやって来るまで時間に関係なく続けられます。中御座が到着したのは9時を回った頃。次の東御座が着いたのは10時過ぎ。最後の西御座がやって来て三基とも揃ったのは午後11時。すべて御旅所に奉安されたのは11時半でした。神霊は御旅所に7日間留まり、24日に八坂神社に還ります(還幸祭)。

8時頃から待っていて、帰路に着いたのは日付が変わる頃。早朝から夜中までの祭見物、ちょっと疲れました。

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