アートな岡崎 ‐京都の歩き方‐

公開日 : 2009年08月13日
最終更新 :
%89%AA%8D%E8%8C%F6%89%80.jpg

一昨日行った糺(ただす)の森の「下鴨納涼古本まつり」も木陰の効果はなく、汗がダラダラ流れるほど蒸し暑かったのですが、昨日はそれ以上。外はヘアドライヤーが吹き出す熱風のような風が吹き、熱気が体に貼り付くようなような不快感がありました。こんな日は家にいるのが最善とは分かっていても、他にも涼しく一日を過せる場所はないものかと頭を巡らせ、ふと思いついたのが美術館や博物館のある場所。

そのような所は京都では左京区の岡崎公園です。譬えて言うなら東京の上野公園のような所。博物館はないが図書館があり、美術館やコンサートホールなどの文化施設、動物園、そして池の代わりに疏水や桜並木などがあってよく似ています。ただしこの二都市以外のところは知りませんが…

%8B%9E%93s%8Es%94%FC%8Fp%8A%D9%81i%83%8B%81%5B%83u%83%8B%93W%81j.jpg
Louvre%20%93%FC%8A%D9%91%D2%82%BF%82%CC%97%F1.jpg

絵画の素養はありませんが、何点か気に入ったものはありました。中でも一番の収穫は本でしか見たことがないルネ・デカルト(17世紀のフランスの哲学者)の肖像画を見られたこと。まったく予想外のことで、本人に会えたような気がしました(って、ちょっと言い過ぎじゃないの?)。

展示室を行ったり来たりして時々休憩を取り、何時間かかけて涼みながらのんびりと鑑賞して…などと考えていたのは都合の良いただの空想。現実は人と体がぶつかりそうな中、とてものんびりとなどはしておれず、ようやく汗が引いたと思った頃には全部見終わっていました。並んで30分、鑑賞に30分、あっと言う間の1時間でした。図録(2500円)を買って来たので、これで復習します。

%82%DD%82%E2%82%B1%82%DF%82%C1%82%B9.jpg
%8E%9E%91%E3%8D%D5%93W2.jpg

みやこめっせには京都の特産品の売店(ミュージアムショップ 京紫苑)があります。修学旅行生目当ての安価な土産物などと違い、すべて「本物」かそれに近いものが置いてあります。圧巻は京都伝統産業ふれあい館(入場無料)。大変広い展示室に京都の伝統工芸品などが数多く展示されており、じっくり時間をかけて見る価値大いにありです。

%91%60%90%85%83x%83%8A%82%CC%8D%F7%82%C6%97V%97%97%91D.jpg
%83I%81E%83%5E%83%93%81E%83y%83%8B%83f%83%85.jpg

帰る前に、疏水を挟んだ公園の南側のマンションの1階にあるフレンチデリ(フレンチのデリカテッセン)とフランスの伝統菓子で知られるオ・タン・ペルデュで一休み。まさかこんな時間(午後4時半)にと思いつつランチの有無を聞くとまだ大丈夫とのこと。右上の写真がそのランチ。飲み物が付いて1500円。持ち帰りも可能です。サラダドレッシングがむせるほど酸味が強かったのを別にすれば味は上級。特に何かのパテと人参のサラダが気に入りました。またデザートのマドレーヌもこれぞ!と言える一品です。

岡崎公園は、その気になれば丸々一日を過せる所です。

なお、「ルーヴル美術館展」は「美の宮殿の子供たち」というサブタイトルで、大阪・中之島の国立国際美術館でも京都とほぼ同期間で開催されています(一般1500円)。こちらは絵画以外の展示も数多くあるようです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。