イカスミラーメン?

公開日 : 2009年09月05日
最終更新 :
%92%86%89%D8%82%BB%82%CE%81i%95%C0%81j.jpg

とは言っても向かう先には店が2軒。片やスープが醤油味、もう一方は豚骨味だそうです。醤油味の店の名は新福菜館で「中華そば」専門店。豚骨味の方は第一旭と言い、こちらは「ラーメン」専門店(何が違うんだ?)。どちらも有名チェーン店の本店のようで、高倉塩小路を下がったところにあります。JR京都駅から徒歩数分の距離ですが、駅裏然としてさびれた感じのする場所です。

%91%E6%88%EA%88%AE%82%C6%90V%95%9F%8D%D8%8A%D9.jpg

それにしてもどういう経緯でこうなったのかは知りませんが、なにも隣同士にならなくてもと思わせるような店の出し方。先に出した方の店は、後から出した方を「なんという嫌がらせ!」と思ったかどうかも知りませんが、ともかく豚骨スープ=コッテリ系という先入観があって暑い時には気が向かないので、今回は新福菜館の醤油味にしました。

店はひっきりなしの来客。定番らしい650円の中華そば(並)を頼むと、程なく出てきたものが冒頭の写真。隣の客は使い込んで味と色が染み込み、吉田健一 * が見たら喜びそうな丼で食べていました。麺はストレート。薄切りとは言え沢山のチャーシューが載っているので、チャーシュー麺と言ってもよさそうです。スープの色が黒いのは濃口醤油の色をそのまま生かしているからのようですが、味を求めた結果、黒くなったのか、話題性を狙って黒くしたのかは不明です。 

どちらにしても見かけと違ってしょっぱくはなく、京都に来て初めてうまいと言えるラーメン(正しくは中華そば)に出会えました。惜しむらくは見た目もうまそうであって欲しかったこと。さらに個人的な好みを言えば、葱をもっと山盛りにして〜

* 吉田健一:1912‐1977.吉田茂元首相の長男で作家・評論家・英文学者.食通にして酒好き. 麻生太郎まだ総理の母方の伯父

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。