還幸祭 ‐祇園祭2010‐

公開日 : 2010年07月25日
最終更新 :

還幸祭の日(24日)は神輿渡御が始まる午後5時頃から大きな雷鳴がとどろき渡り、稲妻が走って豪雨になりました。日中の暑さ(最高気温37.2℃)が原因でしょうが、特に京都で聞く雷鳴は、雷の正体を知らなかった昔の人々が怨霊の仕業として恐れ戦いたということを本当らしく思わせます。命の危険を感じなければ私は雷は好きですが…

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雨は1時間ほどで上がったので神泉苑へ急ぐと、雷鳴と聞きまがうような奉納の和太鼓演奏の中、先ほどの豪雨をものともせずに八坂神社の中御座神輿が大勢の與丁(よちょう:担ぎ手)たちとともに時間通りにやって来ました。境内には故事に倣って矛が3本立てられています。これぞ正に祇園祭の原点。神輿が鳥居前に安置されると、住職が読経を始めました。これが見たさに来たようなものなのですが、経を読む声は聞こえるものの人や神輿の陰になって姿は見えず、あちこち移動してみてもよく見えませんでした。でも仏教の僧侶が日本古来の神にお経を上げるという大変珍しい場面に居合わせることが出来たわけで、それはそれでよかったのかもしれません。

このあと中御座は御池通を西へ向かい、千本通りから三条通へ戻って来ます。私は御供社(前記事参照)へ先回りしました。

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神輿渡御巡行路の三条会商店街は通りが広くありません。それで神輿が通ると観客は両側の建物などにへばりつくようにして見物します。担ぎ手も観客も蒸し暑さで汗だくです。休憩の後、中御座(↑ 屋根の鳳凰に括りつけてある草は稲)が還って行くとすぐに東御座がやって来て、30分ほどの間に最後の西御座神輿が通って行きました。神輿はこのあと賑やかな寺町通を抜け、3基とも八坂神社に帰着するのは11時半頃になるでしょう。

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