冬の神護寺

公開日 : 2011年03月02日
最終更新 :
筆者 : Akio

こんにちは 新しく京都特派員になりました Akioと申します。

宜しくお願い致します。

右京区の山間にある高雄ですが、冬場にはとても冷え込む所です。

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神護寺にやって来ました。

神護寺へ上がる石段は、まさに神護寺の歴史の語り部の様な風格があり、長い急斜面の石段が続きます。

自然石を、積み上げた石段ですからも一段一段

味わいのある石段が続きます。

この石段は、最澄そして空海が登った石段です。

神護寺は、空海が遣唐使で帰国後、14年間 住持していたことでも知られています。

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急斜面の石段を登って行くと 大きな山門が迎えてくれました。

山門をくぐり 境内に入ります。

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急斜面の石段参道から 一転して・・広い境内が現われました。

おおっ 境内は 真っ白な雪景色です。

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雪景色の境内を進んで行きました。

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金堂に続く 石段です。

神護寺は 奈良時代に 修行者の道場として開かれました。

805(延暦24)年には 唐から帰国した最澄。

810(弘仁元)年には 唐から帰国した空海が 修行しています。

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金堂です。

威厳、そして風格のある素晴らしい金堂の建物です。

金堂前で耳を澄ますと風が渡って行く音が聞こえて来ます。

千二百年前・・最澄・・・・そして 空海が 聞いていた 風の音の世界。

今でも 市内からは遠い神護寺ですが・・・千二百年前の 神護寺は、人里からは

遙かに離れた 修行の山だったと思います。

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山の上からは 高雄の山々が 広がっていました。

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晩秋の頃の神護寺は 紅葉の名所です。

しかし・・・今は 冬空が続いていました。

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神護寺で過ごした最澄は、 後に延暦寺で
空海は、後に東寺で仏教の教えを 広めて行きましたが 
勉学と修行の場がここの自然であり 風や大気だったのでしょうね。
冬の神護寺でした。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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