北野天満宮・梅花祭

公開日 : 2012年02月25日
最終更新 :
筆者 : Akio

北野天満宮です。

北野天満宮 梅花祭 110.jpg

梅を好んだ菅原道真公・命日の二十五日、北野天満宮(京都市上京区)では

梅花祭が、行われていました。

北野天満宮 梅花祭 061.jpg

雨のため、テントの下になった野点会場では、天満宮近くの上七軒の芸舞妓さん達

約30人が抹茶を 煎れてくれました。

梅花祭は、道真公の遺徳をしのび、約900年前から続く行事です。

梅花祭 034.jpg

今年は、寒波の影響で、早咲きの品種を除いて、多くの梅は 蕾の状態で

これから 咲いて来る・・・・・と言う感じでした。

梅花祭 054.jpg

この季節・・・・北野天満宮には、大学入試の祈願で 沢山の人が

連日お参りされています。

北野天満宮 梅花祭 089.jpg

学問の神様・・・菅原道真公は、牛と梅を愛された・・平安時代の優秀な政治家でした。

菅原道真公は、改革を志した政治家で、日本の財政破綻を救う為、

数々の政治改革を行っておられます。

しかし、道真公の事を 快く思わない勢力(朝廷や貴族階級)が 立ちはだかり 

罪を着せられ、大宰府へ左遷されます。

北野天満宮 梅花祭 115.jpg

都を、去る時に 詠んだ句が・・・・・

『東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春ぞ忘るな』

                             ・・・・・・・でした。

      ※ 東風というのは 春になると 東から吹いてくる風の事・・・・・

         春とは、季節の春であり 民主化の春とも読めます。

九州・太宰府天満宮には『飛梅伝説』があります。

道真公が 京を去る時、『東風吹かば・・・』と

和歌を詠むと・・梅は一夜にして 道真公の行く 太宰府まで飛んだと言う お話です。

梅花祭 063.jpg

遥か 平安時代から 長い時を経ても 語り継がれる人・・・・菅原道真公

きっと 素晴らしい人だったのでしょうね。

二月二十五日・・・・・梅花祭で賑わう 境内には、梅の良い香りがしていました。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。