嵐山渓谷、大悲閣・千光寺からの眺め。

公開日 : 2013年10月23日
最終更新 :
筆者 : Akio

嵐山です。嵐山は9月16日の台風18号で、大きな被害を受けました。

しかし地元の皆さんの頑張りとボランティアの方達の協力で

復旧が進み観光は戻っています。

大悲閣 009.jpg

この日、渡月橋から渓谷沿いの細い山道を

上流へと自転車で上って行きました。

大悲閣 017.jpg

行き先は上流の、山の中腹に建つ寺院。大悲閣・千光寺です。

急勾配の細い道を抜けると、美しい景色が広がっていました。

大きな一本もみじ・・・去年も、この景色を見に来ていました。

もみじは、まだ青もみじで紅葉はこれからです。

大悲閣 020.jpg

大きなもみじの木を過ぎて行くと 行き止まりになります。

ここからは、自転車を止めて徒歩で山道を登ります。

大悲閣・千光寺の看板。絶景・・・・とあります。

大悲閣 022.jpg

大悲閣・千光寺は、「花の山 二町のぼれば 大悲閣」と

松尾芭蕉の句にも詠まれています。

大悲閣 056.jpg

大悲閣は山の中腹に建っている寺なので、

暫く急斜面で、つづら折りの石段を登って行かねばなりません。

大悲閣 053.jpg

汗をふきふき大悲閣に到着。

「大悲閣・千光寺」は、保津川下りの生みの親・角倉了以が

保津川を開く工事で犠牲になった人達の菩提を弔うために建立した禅寺です。

大悲閣 048.jpg

松尾芭蕉の他にも夏目漱石や谷崎潤一郎も訪れています。

近年では、司馬遼太郎が週刊朝日「街道をゆく」の中でも紹介している

嵐山の隠れた名所です。

角倉了以が祀られている客殿・月見台からの眺めは、

遠く比叡山や東山三十六 峰、そして京都の町並みが見え、眼下には

保津川の流れが見えました。双眼鏡も置かれています。

大悲閣 033.jpg

客殿に置かれていた言葉。。。

「花は黙って咲き  黙って散って行く そして再び 枝に帰らない

けれども その一時一処に  この世の全てを

託している・・・・・・」

大悲閣 036.jpg

嵐山「大悲閣・千光寺」。

深まり行く秋のベストショットが広がっています。

10月のお題。"わたしの街のベストショット"でした。

大悲閣 047.jpg

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。