北野天満宮から上七軒の町を歩く。

公開日 : 2014年02月20日
最終更新 :
筆者 : Akio

梅が咲き始めた北野天満宮。

菅原道真公の和歌が見えます。

「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」。

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境内の梅の花は、季節を忘れる事なく

咲き始めて来ました。

来週25日(火)は梅花祭。

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北野天満宮から上七軒の町を歩いてみました。

京都には、五つの花街があります。

(上七軒・祇園甲部・祇園東・先斗町・宮川町)

その中で上七軒は、一番古くからある花街です。

上七軒。。「かみしちけん」・・ではなく

「かみひちけん」 と発音します。

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室町時代、北野天満宮が火事にみまわれ、その修復作業の際に残った材木を

譲り受け、七軒のお茶屋を建てたことが始まりで、

当時は、七軒茶屋と呼ばれていたそうです。

以来、北野天満宮の門前茶屋として栄えて来ています。

提灯の模様は、太閤秀吉がお気に入りだった「五つ団子」。

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作家、水上勉さんは、上七軒の一室を書斎にされ

「雁の死」「西陣の蝶」「五番町 夕霧楼」「金閣寺炎上」等を

執筆されたそうです。

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上七軒歌舞練場にある「茶ろん上七軒」。

喫茶では美味しいコーヒーが頂けます。

コーヒー 400円

紅茶   400円

ココア  500円

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「茶ろん上七軒」から廊下を歩くと上七軒歌舞練場。

 上七軒歌舞練場は、500の客席と日本庭園を備えた多目的ホールです。

 三月二十五日からの「北野をどり」に向けて、舞妓さんや芸妓さんは

 練習されているのでしょうね。

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寒い日が続いていますが、この日は春を感じる陽射しでした。

北野天満宮から上七軒の散策でした。

西陣 梅 015.jpg

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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