ここにしか咲かない花。七月の詩仙堂。

公開日 : 2015年07月01日
最終更新 :
筆者 : Akio

今日から七月。

この間、新しい年に入り、梅が咲いたと思ったら

もう七月ですから時が早く感じますね。

一時間や一日は長く感じても、一か月や半年が光の速度で

過ぎて行く様に感じます。

水無月の一条寺。 056

一乗寺の詩仙堂。

ここには、ここだけの景色と、季節毎に咲く花の世界が広がります。

この景色を見ていると、コブクロさんが2005年に歌われた

『ここにしか咲かない花』の歌を思います。

歌詩は

「何も無い場所だけれど ここにしか咲かない花がある

 心にくくりつけた荷物を 静かに降ろせる場所。。。。。」

                          と続きました。

詩仙の間からの景色は、まさしくその歌の世界を思いました。

水無月の一条寺。 062

詩仙堂は、徳川家康の家臣であった石川丈山が武士を捨て、

59歳から90歳で没するまで詩や書を愛する文人として

過ごされた山荘です。

現在は曹洞宗の寺院になっています。

詩仙の間に座り、庭園を眺めていると、蛙の鳴き声や

「コーン」と、ししおどしの音が聞こえて来ます。

水無月の一条寺。 058

詩仙堂の庭園は、京都でも屈指の美しさで、

手入れされた庭園には、その季節の花々が咲いています。

これは、半夏生(ハンゲショウ)。

名の通り、半分白く化粧している様に見えます。

水無月の一条寺。 074

この時期に咲く花は・・

半夏生・桔梗・都忘れ・京鹿子・ナナカマド・アワモリショウマ・

蛍袋、紫陽花などなど。

水無月の一条寺。 086

詩仙堂には、有名な建物や仏像はありませんが、京都観光で、

とても人気のあるお寺です。

それは、詩仙の間からの景色や、四季の花々が咲く庭園や、

静かな時の流れからでしょうか。

水無月の一条寺。 070

「ここにしか咲かない花」の歌詩の後半には

ここにしか咲かない花

ここにしか吹かない風

ここでしか聴けない歌

ここでしか見えないもの・・・・・・・・と続きました。

水無月の一条寺。 087

ここにしか見えないものってあるんですね。

水無月の一条寺。 098

詩仙堂。ここにしか咲かない花。

今日から七月。

今月も宜しくお願い申し上げます。

水無月の一条寺。 077

《詩仙堂》

○ 住所     〒606-8154 京都市左京区一乗寺門口町27

○ 拝観料   500円

○ 拝観時間  午前9時~午後5時

○ アクセス  JR京都駅より市バス5系統「一乗寺下り松町」下車、徒歩10分

          叡山電車「一乗寺駅」下車、徒歩15分

○ 駐車場   なし(但し、近くに有料駐車場あり、30台程度)

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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