桜物語・千本釈迦堂「おかめ桜」。

公開日 : 2016年04月01日
最終更新 :
筆者 : Akio

今日から四月ですね。

桜の花に迎えられて、千本釈迦堂へ。

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千本釈迦堂の所は 上京区今出川通七本松。

北野天満宮からも近いです。

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ここに咲く、枝垂桜は「阿亀桜(おかめざくら)」。

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近くから見上げると、滝の様に桜の花が枝垂れています。

おかめ桜の物語は、鎌倉時代、千本釈迦堂の建設を請け負った

大工の棟梁・高次は作業中にミスって柱を短く切りすぎてしまいました。

自らの失敗に悩む高次に妻のおかめは「他の柱も全部短く切って、

その上に枡組を乗せて高さを補えばいいのよ」と創造力豊かなアドバイスを

高次に送りました。

高次は、おかめアイデアを採用して見事に本堂を完成させました。

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しかし、その後、妻のおかめは自分のアドバイスが

世間の表に出ては夫の恥になると思い、自ら死を選びます。

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後日、この話を伝え聞いた人々が、おかめさんの菩提を弔うために、

釈迦堂の境内に「おかめ塚」を建てました。

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見頃を迎えた桜と、おかめ塚。

千本釈迦堂の本堂は、鎌倉時代1227年より現在まで

天災に合うことなく残り続け、京都最古の仏堂建築となっています。

千本釈迦堂に咲く「阿亀桜(おかめざくら)」でした。

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《千本釈迦堂》

〇住 所  京都市上京区今出川通七本松上ル溝前町

〇拝観時間:9:00-17:00。

〇境内拝観:無料。

 ※ 国宝本堂・霊宝殿拝観料:大人500円。

〇JR「京都駅」から50系統の市バス「上七軒」~徒歩3分。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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