満月浮かぶ竹林と、かぐや姫。

公開日 : 2016年10月17日
最終更新 :
筆者 : Akio

10月15.16日の夜、向日市の竹の径では、「竹の径・かぐやの夕べ」が

行われました。

この日は、ほぼ満月の夜。

竹林の径に灯る竹あんどんは、約4500本。

約1.8km続く竹林の径を優しく幻想的に浮かび上がらせていました。

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「竹の径・かぐやの夕べ」。

タイトルにもある様に、 向日市から長岡京市に続く竹林には、かぐや姫伝説があります。

全国にも、かぐや姫伝説の地は、幾つかあると言われていますが、

向日市から長岡京に続くこの地は、平安京以前の都「長岡京」が存在した

エリアで、かぐや姫伝説の地を想わせるものがあります。

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かぐや姫の竹取り物語とは・・・・

「光る竹から生まれたかぐや姫。成長したかぐや姫はとても美人になり、

 五人の貴公子から求婚されますが、満月の夜に月に帰って行きます」。

 物語は、平安初期の作で作者は不明。

ここからは、物語を勝手に想像すると、遠い時代の京の都は

度重なる戦乱で荒れ果て、乙訓(向日市)の村々にも都落ちしてきた

公家や民衆の姿が見られました。

かぐや姫とは、都落ちして来た公家で、満月の夜に貴公子が、

かぐや姫を見送ったのは竹林から少し離れた長岡宮からだったのか・・・・

と想像の世界は勝手に膨らみます。

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そんな想像をしていたら、

おおっ。。。竹林の古墳斜面に、かぐや姫。

やはり満月の夜に再び舞い降りて来られたんですね。

幻想的な「竹の径・かぐやの夕べ」でした。

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筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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