モノトーンの世界「雪の清水寺」。
前ぺージからの続き・・・・
八坂の塔では止んでいた雪も再び降り始めて来ました。
雪道を二年坂へと向かいます。
二年坂を登ると
山茶花が咲いていました。
冬の日には山茶花や南天等の、赤い色が映えますね。
二年坂から三年坂へ・・・・・
東山と言いますと、春は桜、秋は紅葉・・の色美しい季節がありますが
雪の日の東山は、モノトーンの世界が続いています。
三年坂の中ほどにあるのは食事処の「明保野亭」。
明保野亭は幕末の時代、志士達の会合の場でもありました。
今も営業されています。
そう言えば今年は大政奉還150年との事。
激動の時代・・坂本龍馬さんと中岡慎太郎さんが近江屋事件で
亡くなったのは1867年の11月。
坂本龍馬さん31歳。
中岡慎太郎さん29歳。
志士達が夢見た明治維新は、その翌年の1868年10月でした。
三年坂を経て清水寺に着きました。
前回、清水寺にお参りしたのは去年の晩秋でした。
あの時は、全山燃え上がる紅葉景色が広がっていました。
雪景色の中に映える三重塔。平安時代初期847年の創建。
現在の塔は古様式に則って昭和62年(1987)に総丹塗りとともに、
桃山様式を示す極彩色文様が復元されています。
塔の高さは約31メートル。
清水の舞台から
右手に見えるのは冬の京の町。
舞台、正面下に見えるのは錦雲渓。
寺院北に広がるのは紅葉谷。
正面に見える赤い塔は、子安塔。
高さ約15メートルの美しい三重塔です。
広い境内を回り、子安塔側からの景色。
モノトーンの空からは、再び雪が降り始めました。
雪景色の清水寺でした。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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