今日は桃の節句。「4分の1スケールで見る源氏物語の世界」。

公開日 : 2017年03月03日
最終更新 :
筆者 : Akio

今日は三月三日。桃の節句ですね。

雛祭りと言いますと雛人形ですが、こちら西本願寺近くの風俗博物館では、

源氏物語の世界が、4分の1スケールの人形で表現されています。

IMG_0708.jpg

素晴らしい寝殿造の建物は、六条院。

六条院とは、紫式部作の『源氏物語』に登場する光源氏の邸宅。

IMG_0712.jpg

源氏物語で光源氏のモデルと言われるのは源融(みなもとのとおる)。

源融の邸宅「六条河原院」のあった場所は京都駅からも近い

渉成園・枳殻邸(きこくてい)辺りとも言われています。

IMG_0700.jpg

風俗博物館、現在の展示は、

①餺飥(はくたく)の宴 

②四季のかさね色目にみる平安王朝の美意識

③歳暮の衣配り

④局・女房の日常 

⑤平安時代の遊び

⑥『堤中納言物語』「貝合」

IMG_0686.jpg

館内は、頂いたパンフレットを見ながら

平安中期が描かれた源氏物語の世界を巡って行きます。

IMG_0689.jpg

源氏物語は、平安時代の光源氏の世界が表現されていました。

複雑に絡み合う人間関係の描写も独特でした。

源氏物語は、光源氏に関わる多くの登場人物の人生史が

仏教的な世界観の「宿世」として描かれています。

IMG_0696.jpg

館内を巡っていると、まさしく自分が平安時代にタイムスリップして、

御殿を巡っているかの様な感覚になります。

十二単や女官の着物の艶やかな事。

平安時代の衣装は気品と華やかさがあり、とても良いですね。

平安時代は、平安京遷都(794年)から(1192年)までの約400年の長い時代でした。

再現されている衣装では、平安時代400年間の衣装の変遷も表現されています。

そして六条院、建物内部の襖絵や仏具や調度品に至るまで

伝統工芸の町、京都ならではの職人技が各所に見られます。

IMG_0719.jpg

京都に観光で来られた時、源氏物語の世界が、4分の1スケールで見られる

風俗博物館はお勧め処です。

IMG_0727.jpg

≪風俗博物館≫

○所     京都市下京区堀川通新花屋町下る 井筒左女牛ビル5階

      (西本願寺さんのすぐ近くで、1階にローソンがある緑色のビルの五階です。)

○時間    9時 00分~17時00分 (日曜・祝日はお休み)

○入館料   500円。

○アクセス  JR京都駅から徒歩15分。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。