当尾の里の紫陽花寺「岩船寺」。

公開日 : 2017年06月12日
最終更新 :
筆者 : Akio

奈良県と境を接する京都府加茂町の「当尾(とうの)の里」は、平安時代後期から

鎌倉・室町時代にかけて浄土信仰の霊地として栄え、今も「石仏の里」として

多くの人に親しまれています。

当尾の里にある岩船寺は、地図を見ると京都と奈良の県境に近いので

奈良県の寺院と思われる方も多いと思いますが、京都府加茂町のお寺です。

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寺院へは京都市内から車で一時間半位の距離。

岩船寺さんへのアクセスは、難しいのが難点ですが

車以外でしたら、JR奈良駅や近鉄奈良駅やJR加茂駅から

バスでのアクセスもあります。

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岩船寺の歴史は奈良時代にまでさかのぼり、最盛期には広大な境内に

39の坊舎があったそうです。

朱色が鮮やかな三重塔は、室町時代に建てられたもので、

東山に建つ八坂の塔(1440年)とほぼ同時期の1442年の建立です。

2003年に大修復が完了し、創建当時の美しい色が映えています。

石段を登り、山門をくぐると・・・紫陽花の花が迎えてくれました。

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深い緑の中に広がる、紫陽花と三重塔の景色。

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岩船寺の境内は、周囲が山です。

山の小路を登りながら境内や紫陽花を見ながら歩きます。

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山の中腹からは、三重塔の二層目や三層目が目線と同じ高さで見られます。

当尾の里の「岩船寺」。

緑と紫陽花が綺麗です

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《岩船寺》

○所       京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43

○拝観時間    8:30~17:00

○拝観料     大人400円 中高生300円・小学生200円

○アクセス    JR・近鉄奈良駅から浄瑠璃寺行バス終点下車。

         コミュニティバス乗り換え「岩船寺」下車すぐ。

○駐車場     300円

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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