祇園祭・「菊水鉾とお茶席」。
《祇園祭・菊水鉾》
祇園祭の前祭り。
各鉾町では鉾建てや、鉾の試し曳きも行われています。
室町四条上がった所に建つ菊水鉾。
車輪にも菊水の文字。
菊水の名は、この町に室町時代からあった、
名水の井戸「菊水井」にちなんで名づけられたそうです。
おおっ
鉾を見上げたら、舞妓さんが手を振ってくれました。
鉾へは、ちまきを買い求めると、乗せていただけます。
僕も鉾に上がりました。
提灯の間から見える室町通り。
《山鉾は「動く美術館」》
祇園祭の山鉾は、「動く美術館」と言われています。
動く美術館と言われる様になったのは、室町時代以降で、祭を経済的に支え続けた町衆の力です。
桃山時代から江戸時代にかけて海外との貿易が始まり、
やがて山鉾にも各国の美術品を飾りつけるようになりました。
これが「動く美術館」と呼ばれる由縁です。
菊水鉾の天井幕は、皆川月華の「雲龍図」。(皆川月華・昭和時代の染色家。)
鉾の上の広さは六畳位でしょうか。
ここに巡行の日には、禿や囃子方など約50人が乗ります。更に、屋根の上には屋根方。
鉾の前方には音頭取りも乗ります。
これだけの人数が乗り込み、曳いて動かすのですから凄いです。
鉾を引く曳き子は50人。
鉾一台に総数は100人以上となります。
《菊水鉾町・お茶席》
菊水鉾を降りて、菊水鉾町で行われている、
お茶席へよせて頂きました。
菊水鉾のお茶席は、夏の風物詩とも言われる
人気のお茶席。(7月13~16日)
裏千家の方が点てられた抹茶と和菓子「したたり」。
「したたり」は能楽・菊慈童の稚児人形に因んだ和菓子で
黒糖と和三盆、寒天で出来た、とても美味しい和菓子です。
お皿はお土産に頂きました。
コンコンチキチン コンチキチン
目と耳と味で感じる祇園祭です。(^.^)
《菊水鉾お茶席2017》
〇所 京都市中京区室町四条上がる菊水鉾町
〇お茶席 2000円 午後10時まで
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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